05 救急車で運ばれた話

 今日は救急車で運ばれた話をします


大晦日にスキーで転倒、肩を骨折し、救護室で応急処置していただいた。最初は脱臼と思ったけど、骨折の可能性ありということで、盛岡市内の病院まで救急車搬送になりました。


第一話はこちら



救急車要請まで

だけど、すぐには呼べない。なぜならわたくしはスキーブーツを履いていて普通の靴はホテルにあるから。今回本当にいろんなおかたにお世話になった!!!夫がホテルに取りに行けるようにわざわざ車も出してくれた。本当にありがたいことばかり。ありがとうございました!!


あのとき、自分が偉かったと思うのは、夫にメガネを持ってきてと言えたこと。メガネがなかったらこの後すごい大変だった。


とても印象的なのは、救護室担当のお方が何度も、救急車を呼んでいいですね、救急車を要請していいですね、と確認をしていたこと。その時に、自分が考えていた事は、告白すると、、、、、お金っていくらかかるんだろうってこと。ちょと恥ずかしい。


救急隊員到着!

電話いただいてから20分か30分位で来ていただけた。びっくりしたのは3人もの救急隊員だったこと!まぁでももっと重症者だったら、運ぶのにもそのぐらいの人手が、いるのだろう。最初に聞かれたのは、歩けますかだった。足は大丈夫なので歩けると答えて、そしたら、「歩行可能!」と誰かに連絡していた。


そこからがまた大変。絶対に転びたくない

事故から2時間以上経って、痛みは結構ひどくなってきていた。一歩一歩救急隊員にすがりつきながら、遥か遠いと思ってしまう救急車まで歩く。多分50メートルもない距離だけど(笑)、雪の上、メガネは曇って見えない、雪も降ってる。足もとは、ぐずぐず。


救急車呼ぶのもホントは抵抗していた。専門医に連れていただいて本当によかった!!本当によかった!! 大晦日なのに、こうやって働いてくださる方々。ひるがえって自分は遊びに来ていて、こうやって怪我する。申し訳ない。情けない。どうして。頭ぐるぐる。


救急車内へ

救急車のバックドアまでたどり着き、車内に登る。利き腕が使えるからからだを引き上げることはできた。車内のベンチに座っていればいいと思ったけどそうではなく、ストレッチャーに!? そこへ、よじ登るのもまた大変。片手が使えない、それだけでこんなに大変なんだ!


救急車搬送されるのは初めてなので、キョロキョロずっと見ていた。ストレッチャーの上は今までに寝たどんなベッドよりも、むちゃくちゃ寝心地が良かった。車の振動も全然気にならない。ものすごいふわふわと安心感。いごこち最高でした。(小学校低学年のときに乗ったらしいけど、覚えていないので初体験ということにする^^)


ストレッチャーの上で

ストレッチャーの上でベルトで固定、心電図の線を胸部に、酸素量を測る機械を指に。血圧もはかられる。それでようやく左腕の痛みって言語化できることに気がつく!! 血圧のベルトでぎゅっと締め付けられるあの感覚がずっとずっとずっとずっと痛いんだとわかった。破裂するの?みたいな恐怖感も。

寒くて 歯をガチガチ言わせていた。笑っちゃうくらい、漫画で見ることのあるあの表現通りに、勝手に歯ががちがち言うのだーー。震えながらも、面白がっている自分もいた。車内は暖房もあるし、毛布もかけてくださったから、本の数分くらいだったはず。

車内で、名前、年齢、既往症の有無、そして今日の日付を質問される。思わず、こんな日にすいませんと言ったら、救急隊の方優しくて、大丈夫ですよ認識の確認ですからとおっしゃってくださった。あと、コロナ患者と接触したことがあるかどうかも聞かれた。(皆無です)

そのあとで、受け入れ先の病院への確認。あーそうなるのかとちょっと驚いた。救急隊員が患者の状態を確認してからという順番を考えたら、あたりまえだけど。。。。救急車きたら、すぐ走りだすものか、と想像してた。


大晦日で受け入れてくれるところがあるといいなぁと思いつつやっぱりこんな日に怪我して情けないなぁと会話を聞いていた。ありがたいことに2軒目で受け入れ先決定。国立と言う単語が聞こえて、理由はわかんないけど安心する。そして出発、ずっとピーポーピーポーを鳴らしている。救急隊員たちはこの音がずっと耳に残るんだろうなぁって思ってた。


自分をモニター

寝ている左側に心電図モニターとAEDの機械があった。自分の心電図の波形見ているのも面白かった。脈拍は60とか70。血圧は、上が100ちょいだったけ。。。。おぼえてない。低いな。と思った記憶ある。

AEDをまじまじと見るのは初めてで、緊急事態にこれを使えと言われても自分にはとてもできないだろうなぁと思って眺めていた。

雪は小降りで幸いに高速道路も普通に走れて1時間もかからずに病院に到着。ここからどうやって降りるんだろう、また頑張らないとな、と思っていたらストレッチャーを動かし始めたので、

え、え、え、と狼狽する自分(笑



ここまでの教訓、よかったこと

この骨折日記を書いているのは 自分の記録のためでもあって、そして、この経験がどなたかの役に立ったら良いな、という想い。なので、こんなことを今後も書く。

知りたいことや。困っていることあったら、コメント欄でシェアいただけたらありがたい。


・マイナス12度でスキーするのは、初めてだった。もっと。休みをとる。あるいは。すべらない、という選択肢を早めにする。怪我したのは、これでラストときめた下山時。まだ滑られる体力あったと思っていたけど、極寒でその判断自体、体感覚も狂っていたかも。
・悪天候予報はわかっていた。スキー板のチョイスがあるのであれば、滑りたい板ではなく、状況に合う板にすること。もう一本の悪雪に強いいただったら、ころばなかったかもしれない。
・コンタクトユーザーは、メガネの存在を覚えておくこと!!
・金輪際、ひとりスキーはしない。夫と一緒だったから、こんなラッキーだった。
・救護してくださるおかたのご意見は、素直に聞くこと。じっさいに折れていたし、事故当日に処置いただけたのはすごく安心材料だった。
・指輪やネックレス、外せるようならはやめに。上部レントゲン撮影には、ネックレスNG. 怪我した側の手のむくみがひどくて、指輪がはまっているだけで痛い(泣き笑い)。反対側のけがしていない方も、からだ全体がむくんでいるのか外せない。

つづく


いままでの記事

01 転倒。そして。

02 あっち側からこっち側に。  

03 救護室にて添木していただく  

04 本日の状況

05 救急車搬送  ⇦いまここ


読んでくださりどうもありがとう。

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