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日本のベンチャー 次世代電池開発へ


 リチウムイオン電池はかつて日本の独壇場だったが、近年は中韓勢に押され気味なだけに、日本企業の実力に期待がかかる。電気自動車(EV)からドローンまで動力源の主役はリチウムイオン電池だが、次の座を狙い日本のベンチャーが技術開発にしのぎを削る。電極や触媒の研究を極めたり、着眼点を変えたりしてリチウムイオン電池超えを目指す。
 ただ、主要部材では一日の長があり、セパレーターでは旭化成と東レで約3割のシェアを占める。正極材でも住友金属鉱山などが強みを持つ。ベンチャー企業にもチャンスがあるが、車載向けは電池大手と自動車メーカーの関係が深まっており、割って入るのは簡単ではない。競争を勝ち抜くには同業の電池大手や顧客と組んで素早く生産規模を拡大させることがカギになる。

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