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【金融機関】 不動産投資家は顧客の内申書的な情報が蓄積されている事実を知ろう

不動産投資家に限らない話ではありますが、全ての金融機関では
顧客の情報、モニタリングにおける報告、決算書情報、格付けなどにおいて
全ての情報が蓄積され、アップデートされていることをご存知でしょうか。

その中でも、最も注意すべき、気をつけるべき事が一つあります。

それは、内申書的な情報をも、毎回の訪問ごとに情報が更新され
顧客の定性評価に対しても随時見られている、保存されているという側面です。

今日は、一歩間違えると結構のちに影響を及ぼす
その内申書的な情報に対して、記してみようと思います。

訪問時、面談時の情報、人となりに関しての情報も随時更新されています。

面談時に毎回気をつけることとは。

親しい中にも礼儀あり。
不動産投資家、事業家においても、金融機関との関係の入り口としては
必ず担当者、支店長が先頭に立っていることは間違いのない事実。

数年の付き合いであっても、仲良くしているにしても、大人の礼儀、付き合い方をしっかり行うべきです。

面談においては、目的として情報共有(進捗、報告、連絡)、そして相談という部分が多いと思います。

その際、いくら仲がよかろうとも、着座した際の姿勢や、話し方(相手の会話を遮らないなど)、聞く姿勢には、こちらが気を遣っているとわかるほど、
礼儀正しく行うべきでしょう。

また、素行の悪い雰囲気の方(行儀、礼儀の無い無礼な方)、声の大きい方(支店内に響くような大声)、大きな話をわざとのように行う方は、要注意です。

それは何故なのでしょうか。
顧客として相応しいかどうかの情報は、実はあらゆる点で
面談時のおいてチェックされています。 
その点をまず認識すべきだと思います。

担当者らが、顧客情報として内申書に何か書かれるとして、資質不足と記載されてしまうと(何に対して、どんな資質が不足しているかなど)
その情報が、他の支店であっても、どんな職責の人でも、情報を見れてしまいます。

良い情報も、悪い情報も全てインプットされてしまうことで
担当者が変わる時、上席が面談する際、融資審査においても必ずチェックされ
貸し出しを行う際に、適切な人間性を有しているかに関しても確認している訳です。

よく嘘をつく人、都合の良いことを言う人は、過去同様の部分が今回もありと記載される

嘘はダメです。だってそれはいずれバレますし、そのようなことを言う方は、傾向ありと書かれ続けられます。


いつも金融機関では、都合の良いことを口走る方が非常に多いと聞きます。
また、正直に話してくれることをしない、嘘をつくことも多い、金融機関担当がわかっている内容であろうとも、平然とした態度で、話をします。

そのような傾向がある方は、内申書的データーに、「傾向としてあり」「信頼度の低下」など記されてしまいます。

記されるとどうなるのか。
金融機関担当、支店長などは、この人は、このような傾向があることをベースに面談するようになってしまいます。

そうなると正直に話しているのか、嘘なのかわからない事に陥る可能性が非常に高く、その人の為に、貸し出しをするべきであるのかを、天秤にかけることが
非常に多いと聞きます。

そんな方は、金利交渉に応じてくれても、金利差も出るし、
条件は厳しくなってゆきます。
嘘つく人、都合の良いことばかり言う人、素行の悪そうな人には
貸したくないことは人として当然感じるものです。

内申書的データーは消せない

金融機関の内部顧客情報は、基本として、記されてしまいますと
記入した担当者、支店長であっても消すことはできません。

とある金融機関は、絶対に消せないと言うところもあり
役員レベルであれば、消せるらしいですが、消した内容の履歴は残る為に、
なぜ消したのかなど役員レベルの方であっても、理由を明確にされるとのことでした。

基本消せない内部データーに記載されると一体何が問題なのでしょうか。

取引を過去行っていた金融機関と物別れになった場合、
同一金融機関で、別の支店で新規取引を行おうとも、過去の情報が残っていますから、記載内容の質がよろしく無い方は、門前払いされる方がいても当然だと思います。

過去どこの支店で何が起きて、誰が迷惑を被って、情報を記載したのか、
その記載した方の情報を元に、時が経ったとしても、取り組むかどうかを
再度面談時に確認し、人となりを見て、情報と照らし合わせて
適切な対応を行うものですから

別の支店だから大丈夫だろうなどと言うことも、甘い考えなのです。

また、これはグループ再編における、グループ金融機関内部でも
同じ情報を共有されますから、
例として、福岡銀行で過去取引している方、(今でも)が
同じFFGグループで融資相談を受けた際でも、過去の福銀の顧客情報を見られることで、新規であっても、既に素行は見破られると言う側面があります。

逆の場合、定性評価も人間的な側面の評価が非常に高い場合は優位になることが圧倒的に増加する

これらの内容は金融機関が大好きな顧客の持つ能力と資質。


内申書的、顧客情報の内容が、書いてきたような、あまり良くない人物像でない
逆のパターンとしては、かなり大きなメリットを生み出すことに繋がります。

面談時の誠実性、信頼のできる言動、実績、展望、話し方、聞き方(質問の仕方)、理解度、相談、そして、良くない事実の報告までも
包み隠さず伝えられる、人間性を有している方は、融資においてもかなりの加点につながります。

そしれそれらも内申書的データーに毎回商談内容、面談内容として記載
ログを残されてゆきますから、
融資可決情報ですら、他の支店長も知るような内容に変わってゆきます。

優位になるポイントとして、信頼性、誠実性、根拠のある事実と実績を有していることが金利交渉、新規融資、その他融資への取り組み、
もし何か困ったときの、特別な融資商品の取り組みなどへ繋がります。

そして、役員の面談、銀行で言うなれば、営業部長面談、ブロック支店長面談、融資審査部長の面談、理事長や頭取との面談、食事会などにお誘いされることもあります。

これは、顧客として大切にされている側面、
上席に合わせられる程の、人間的資質を有している証拠であり
金融機関から、大切にされている事実を体験させてもらえていることでもあります。

トップクラスの方々が面談する際には、そのような顧客の情報を
各支店の支店長が推薦する、今後取引を拡大、成長をサポートする企業を
選別した結果で、決定しており
その一人に選定されたことでもありますから、名誉あることではないでしょうか。


金融機関と、長く付き合っているから良いと言うわけでもなく
大きな金額を借入しているから、と言うわけでもなく
実績があるから、と言うわけでもなく、
総合的に、内申書的情報を加味し、過去からの実績、人間性、取引において
誠実性が高い、金融機関目線を持っている、支店長、担当者が過去全員◎をつけているなど、内申書内容が高いレベルで継続しているかにかかっています。

このような内容を、知らずに金融機関に飛び込み、都合の良いことばかりを言う人がいるようであれば、その人は、続かないことは誰が見ても明確です。

その内申書的な情報のために・・・と言うわけではなく
そのようなこともあることから、自分はどうあるべきかを考え
金融機関と常に真剣に向き合い、努力している姿を見せるべきだと僕は感じています。



常にモニタリングでも見られている

モニタリングにおいては、自分の知らない時に金融機関担当さんらは
皆さんの仕事姿、素行を見ています。
事実と異なることがあれば、それは書かれますし、
言っていることと、やっていることの相違があれば、それは疑念として
記されてしまいます。

金融機関の皆さんは、そのような顧客情報を残す行為においても
非常に重要な仕事の一部なのです。



今日のお話は、複数の金融機関の方がとの対話の中で、
近頃素行が悪い方が増えたとの会話から、書いてみようと思った内容でした。

お金を持っていたら横柄でもいいのか?
取引が大きければ上からの態度でいいのでしょうか?
自分の都合の良いことばかり嘘ばかりの人は、なぜそうなのでしょうか?

金融機関の皆さんは、ある意味人間不信になることも多いと聞きます。

ですから、ある意味、逆に素直で謙虚で、真剣な方々が来店されると
とても力を貸したくなるそうです。
そのような方々、少ないからです。

皆さんが、これから先、金融機関に出向く際には
このような一面を知っていただき、自分らしく振る舞うために
どんなことを思い、考えお伝えするのかが良いのかも
よく考えて欲しいと思います。



今日は、金融機関さんからの要望の記事でした☺️

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