夜行バスってそんなにメリットあんのか
移動手段として一番取らない選択肢
夜行バスオタクの皆様はハンカチ片手にお読みください
よく学生の移動手段として取られがちな夜行バス。
私は基本的に使用しないようにしている。
というのも、単純に『夜行バスに乗ることでのメリットを感じない』からである。
勿論、何かしらメリットがあって、利用者がいるので今でもあるのだろうが。
思いつく夜行バスのメリットと、それに対する私見(自己反駁)を書いてみよう。
夜行バスのメリットって何じゃ
メリット① 他の交通手段に比べて安い
多分、100人に『夜行バスのメリットについて教えてください』といったら、9割くらいの人がこう返すであろう。
確かに、他の交通手段(飛行機、新幹線、高速)に比べれば安い。
がしかし、その代わり時間を無駄にしている感が否めない。
○○ならもっと早く着くのに…と思ってしまう。
時間をかけてもいいから金を浮かしたいんだ、という人。
そもそも金を浮かしたいなら家におれ!
メリット② 時間の有効活用
①で時間がかかると挙げたが、そういうと大体こう返される。
『寝ているだけで着く』と。
まあそうかもしれない。
が、夜行バスでの睡眠は、普段の睡眠と遜色なく取れるだろうか。
多少傾く椅子で、周りに人がいる状況、揺れる車内で寝る。
それって『睡眠』だろうか。
本当の目的は夜行バスを降りた後にあるわけで、疲れが取れていない、ないしより疲れた状態で目的地に着くのは本末転倒では…
メリット③ 深夜帯に移動できる貴重な手段
これはちょっとだけわかる。
但し、じゃあ始発や終電をうまいこと組み合わせれば…とも思うが。
覆せないデメリットを挙げてやろう
デメリット① トイレ問題
車内ないし休憩でトイレに行くことはできるだろう。
が、車内トイレはせいぜい1室だろう。
それが壊れているリスクもある。
休憩も自分のタイミングで寄るわけではない。
休憩時間もきっちり決められている。
自身の尿意や便意が自在にコントロールできるのであればよいが、大体こういうものは突然やってくる。
当然、他交通手段にも言えることかもしれないが
基本的に乗り物に乗り込む前にゲージはゼロにしている前提である。
飛行機はフライトの短さもあり、我慢の範疇であろう。
(というかCAさんに言えば大体何とかなる)
新幹線なら途中下車ができる。
高速なら任意のタイミングで寄る。下道に出る。最悪車内で何とかする。
解決策の豊富さが違う。
夜行バスがトイレ問題で他の交通手段に勝つことはないのだ。
トイレをしない人間がいないので、この段階で勝った(?)も同然であるが、さらに追撃をかましてやろう。
デメリット② 拘束時間
メリットのところでも触れたが、とにかく他移動手段と比べてかかる時間が長いのだ。
直通便ならまだしも、色々な停留所を寄るタイプだと尚更である。
うまいこと眠気をぶつけられればよいだろうが。
多少安くなるかもしれないが、時間を犠牲にしてまで…という感じだ。
死体蹴りは終わらない。
デメリット③ 疲れる
これもメリットで触れたが。
身体的疲労も精神的疲労も、他の交通手段に比べてトップクラスではないだろうか。
音漏れ、明かり漏れ、移動の時の音…などに気を使う必要がある。
色々なグッズにより回避できる話かもしれないが、それを持ち歩いて移動時の荷物が多くなっているのはどうなの…という感じだ。
枕を持っていく~などと言っている人をみると特にそう思う。
夜行バスを使う人がまだ息しているとは到底思えないが、最後に一発とどめを刺させてもらう。
デメリット④ 客層
安い交通手段であるということは、それだけ『その程度』の客層であるということだ。
わかりやすく言えば、高級店とファミレス、ブランド店とGU、どちらが『平均して』客層がよいか、ということである。
(どこでも変な奴はいるだろ!などと思う方がいらっしゃるだろうが、ここでは『どちらがその遭遇リスクが低いか』の話をしている)
周りの人間の質は快適さに直結する。
別に乗りたきゃ乗ればいいという話
私は乗らんが、乗るも乗らんも自由だ
身も蓋も無いが、これに尽きる。
こういったメリット、デメリットがある中で、乗りたければ乗ればいいのだ。
何が言いたかったんだよ、と思われるかもしれないが、言いたいことをいいたかっただけなのでご容赦いただきたい。
余談
こんなに夜行バスのことをこき下ろしていると、夜行バスの狂信者に命を狙われる可能性がある。
最後に、私でもこれなら乗ってみたいな、という夜行バスがあるので紹介して終わることとする。
それは高級夜行バス『ドリームスリーパー』である。
興味のある方は是非調べてみてほしい。
…が、ぶっちゃけ新幹線より高いので、それなら新幹線に乗るわな、という話ではあるのだが。
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