一人のんびり半日休
今月の平日一人休暇は半日にしていた。
晴れていた午後、のんびりした雰囲気の和室で講座を楽しんできた。
串団子もいただいた。
その和室には、衣桁がコーナー収納として現役で置かれていた。今はハンガーラックと呼ぶものだろう。
書院には、瓢箪形の和紙らしき白い模様が嵌められた、木製の四角いテーブルランプ。プラグコードらしきものも見えていたので、これも現役で照明になりそうな雰囲気だった。
講座の間、縁側から吹き込む涼しい風も心地良かった。障子の上の欄間障子にはレトロな錠が付いていた。
縁側には茣蓙が敷かれ、円座が置かれていた。講座がなければ、庭を眺めながら、お団子を食べる人が座ったりするのだろう。
講座では、いろいろな景色の画像を見せていただいた。
ポルトガルの写真。ジャカランダの街路樹が気になった。
紫色の花が咲く並木は美しいと思った。
代官山の大使館が並んでいる辺りにもある、と説明されていた。しかも、これからの季節とのことだったので、行ってみたいと思った。
後で調べると、代官山のは並木ではないようだったが。
いろいろなお話を、のんびり気分で聴講した。
電線だらけの東京の景色の説明中。
その背景として、さらりと明治時代の話が出てきたりした。東京電灯と東京電力が鎬を削って少しでも早く電気を、と動いた結果というような話だった。電力王という言葉も聞き取れた。
東京電力は東邦電力の子会社らしい。東京電力ではなく東邦電力と話していたのかもしれない。
調べ物はおそらく得意な方の私だが…
そんな背景の話で、簡単にネット検索で見つけられたのは、断片的な情報だけだった。
そんな話も常識の範囲という感じで、さらさらと、のんびりした雰囲気で講座は進んでいった。
講座の終了後は、お庭の水琴窟を鳴らし、心地良い音を楽しんで帰った。
その日の詳細を書く気はない。
その日に撮った写真は、ハナノナのアプリで撮った見出し画像の1枚だけ。
和室のある高台へ上がる、長い階段の途中で見かけた植物。
葉も花も、生き生きとした雰囲気でキレイだと思った。
表示されている花の名は、確度100%と表示されていたもの。
アプリがアップデートされたということか、撮影時に写し込む花の名を選択できるようになっていた。
それでも、いったいどこへ行ったんだと思ってしまった人へ、
和室の木の欄間には、月星紋と九曜紋らしき模様が抜かれていた
と書いておくことにした。