江戸東京たてもの園3 前川國男邸~万世橋交番~後日談
14時過ぎからの「江戸東京たてもの園」での写真たち。
ここまでで、江戸東京たてもの園での写真は終了。
東ゾーンはほぼ見ていない。
行った、西~センターゾーンでも、武蔵野の道を歩かなかったり、行かなかった場所はある。
再訪の機会を楽しみにしている。
写真の補正にかなり手こずった。
建物や建具は角度の違和感だらけだった。
ほとんど直したが、それでもどことなく気になる。
そのうえ夏の日差しで、外はのっぺり、屋内は明暗差が激しい。
明る過ぎと明暗差のせいか、そもそも私に色の記憶が薄く、色の印象を再現できないことにも気づいた。
おかしな色で撮れていないかは、いつも撮る時に気にしているつもり。
だが、落ち着いて確認した訳でもなかった。
そんなことで、色は不明なのでほぼ補正なし。
明るさ。
そのままではバランスがおかしいのだが、そのときの、せっかくの夏の明るさを落とす気も、明暗差を均す気もなかった。
古い建物、特に日本家屋の夏の明暗差を均すのは…
それはセンスない私でも、無粋というものじゃないのか?と思う。
子どもの一時期に住んだ、祖父母宅でも馴染んだ明暗差。
均せば観察はしやすそうだが、さすがにそれは嘘か虚像だと思う。
明るさの印象はそのままに、光の中、影の中をもう少しだけ見やすく、少し輪郭をシャープにする方向に調整した。
ということで、普段は悩まない補正に何だか悩んだ。
翌日の写真。
あ。式台の話。
由来が解説本のp.68に出てましたよ。
「式台は色代、すなわち送り・迎えの挨拶をするところ」だそうで。
何だか面白い本ですね。
2冊とも買って613円って、お買い得な感じで。
両方とも勧めてくれて、ありがとうございました。
そうそう。
氷室とかクーラーボックスとか言ってた冷蔵庫あったとこの… えーと… 大川さん家。舶来オーブンとか話してたの。
調べてみたら、温度計の扉の中は電熱線でした。博物館にある似た機器を紹介してる下のサイトでは、構造を見せるために剥き出しになっていると書かれてます。そこがオーブンなのかな。
横長の扉の中は、下のサイトでは見られないんですけど、他の似た形のを見ると、ホーローみたいな滑らかな仕上げの空間でした。
てことは、今もある、加熱機器の下のグリルってこと?
なので、オーブン・グリル付き2口電気コンロって理解したんですけど、合ってますかねぇ…
んん?
いちばん下のつまみのところ。「GRILL LOCKER」って書いてありそうです。
魚焼いてたかどうか知りませんけど、やっぱりグリル?
その上のつまみ二つは、天板の左右ホットプレートの調節ですし。
ちょっと離れた、いちばん上のつまみ「OVEN」が調節するのは、温度計の扉の中かな?
大川さん家のオーブンと違って3口あるみたいですし、つまみの数も違いますけど、似た機能かなぁと想像しました。
昔の電気系統って、一つONすると一緒に別なのも点いちゃったりするので、スイッチから判断しにくいですね…
ついでのお話。
足ペダルで扉を開けられる小さい冷蔵庫を、2ヶ所で見た気がします。
見かけた、どっちとも同じかはわかりませんけど、昔の祖父母宅にもありました。
小学生の頃、「これ何?」とペダルのことを聞いて、祖母に便利って言われた記憶も戻りました。
冷蔵庫を買い替えるとペダルがなくなるから不便、って話も別なときに聞きました。
私は謎なボタンを迷わずに押すタイプなので、祖母に尋ねるよりもっと前に、さっさと踏んでましたけど。
だから、何が起きるかは知ってましたよ。
でも、その時代でも、冷蔵庫にフツーはペダル付いてなかったです。
それで気になって質問しちゃいました。
そんな記憶は戻ったんですけど。
「便利なのかこれ?」と、疑問に思った記憶と一緒に戻ってきました。
他の誰も、ペダルで開ける習慣なかったです。
手がふさがっているときでも、「足でも開く」と言うとようやく、「おぉ。そうか。便利だね」と思い出す展開でした。
一応、便利だったのかな…
そんな話も思い出しました。
写真だけで文字書く気ゼロだったんですけど、一緒にお伝えしますね。