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担任に2年間いじめられていた話③~信じられない言葉~

↓の続きです。

小学校5年生の時、長縄の練習で引っかかってしまった私に怒鳴ったあと、T(担任)はクラスのみんなに向かってこう言った。

「お前ら平和ボケしすぎだろ。あいつ(私)に優しくするなよ、もっと足引っ張られるぞ」

…正直、驚いた。引っかかった人がいても周りのみんなは責めない、それはいい事だと思っていたから。周りのみんなも、そう思っていたと思う。
でもその瞬間、責めないことは「悪いこと」に変わった。

引っかかったのは私だけではないし、私には練習に行けなかった理由があって、それをTは知っているはずだった。本当に、Tは私のことが嫌いだったんだと思う。

小学生は素直で、大人の言うことは絶対だと思っている。だからそれからは、私は周りの子に距離を置かれるようになったし、長縄で引っかかると責められるようになった。委員会の仕事で練習に行けない時ももっと責められた。
それでも、私は自分が悪いということを知っていたから、なるべく練習もして、上達できるように頑張った。

そして、クラスごとに数を競う、長縄大会の時は、失敗することなく跳べた。
しかし結果は2位で、6年生のクラスに負けてしまった。私だけが責められることはなかったが、Tは「あの6年に勝てなくてどうすんだよ」などと、ずいぶん怒っていた。

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