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詩というにはあまりに凸凹
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2022年7月の記事一覧

【詩】暑すぎて溶けた頭でとち狂い自由詩

【詩】暑すぎて溶けた頭でとち狂い自由詩

蜃気楼塗れのフライパンの上で踊るポップコーン。「暑い暑い」と言いながら飛び跳ねる様はまるでポップコーン。

肌を灰にし骨を溶かす、この熱をジップロックに一杯に詰めて、冬に開けたなら、その熱で線香花火に火を付けよう。
1つの線香花火を2人で持って支えよう。
そのまま歳を重ねて、手を重ねて、地下鉄の中。
転がってしまわないようにキャリーケースの取手を握る奥様。1人の力で足りるだろうに一緒に握っている旦

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【詩】片重い青春譚

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芸能人や有名ブランドを退けて、毎回先頭に出てくる貴方のストーリー。
そんなの観ずには居られない。居ても立っても居られない

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