愛なんて、夢なんてどこにもないのに、ただあるのはねじれた行為だけ。立ち入りを禁じる看板が視界にちらつき、警鐘を鳴らす。隣にいる彼は怪しく笑い、熱を持って腰を這う指が、私の輪郭をぼかしていく。朽ちたメルヘンな外装が、私を嘲笑うかのようで。今日もまた、泥被り姫はシンデレラの夢を見る。
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