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組織について考えてみた。

1.組織とは?組織の条件について

組織とは人の集まり。
ただ、人が集まっているからと言って全てが「組織」とはならない。
例えば、有名レストランに列を並ぶ人たちは空間は共有しているけれど、各自が各人の考えと目的を持って来ている。
あるいは同じ車両に乗っている乗客も偶然に合わせて目的地は同じだけれども各自が持っている移動の目的は異なるので「組織」とは言わない。
同じ空間や目的を同じくして各自の役割をことにしながら作り上げた集団を「組織」と定義してみるとしっくり来る。
必要な条件を下記のようにまとめてみた。
1.構成員
2.構成員間で共有する目的
3.目的達成に向けて各構成員が担当する役割
これを踏まえて色々と思考を広げてみる。

組織の特徴と課題

組織の特徴は構成員が1人では成立しません。
当然のことながら、複数の構成員がいないと組織にはならないので構成員の特性も組織で無視できない要素になります。
ただ、構成員といってもひとりひとりは別の人間で、人間はそもそも個々人考えること、感じること、各自のバックグラウンドや目標や夢などみんな異なります。
つまり組織によっては一部が重なる事はあっても、基本的に人間みんな違った考えを持っているということ。
共通する目標やそれを達成するための目的を共有していたとしても、この個々人の個別性が「組織」の面白いところだと思います。
異なる考えを持っている人たちをどうやって同じ目的に向かわせるか。
各個人が持っているポテンシャルを発揮できるような役割を分担できるか、また、その役割をお互いにどうやって連携していくかが大切になります。

組織として高いパフォーマンスを発揮するために

考えが異なる個人を目的に向かわせるある意味の「強制性」と、各個人の持っている特性を最大限発揮する「開放性」の組み合わせが組織運営のポイントになりそう。
そもそも考えが違う個人が集まっているのだから、組織のオーナーがある程度各自にその目的を啓蒙し共有できるような努力をすべき。
そして構成員は組織から何かしら益を受けているのであれば、その目的に向かうよう努力することも大切。
ただ、人間はロボットではないので、言われたことをやるだけではうまく機能しない。
ゆるく目的を共有しつつも、個々人の持っている目標ややる気を生み出すやりがいを提供すること。
目的の「強制性」と各自の要望を満たす「開放性」をもった「役割」を見つけそれを付与できるかどうかが組織が高いパフォーマンスを発揮できるかの大きなポイントのように思います。

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