かずさ

活動まとめ(2003-2024) https://kazusaabe.blogspot…

かずさ

活動まとめ(2003-2024) https://kazusaabe.blogspot.com

マガジン

  • 制作

  • Challenge35~35歳からはじめる100のこと〜

    35歳から始めそうにない事を始める、★Challenge35★に挑戦してゆくマガジンです。 わたしって年齢を気にしすぎなのかなぁ〜? 年齢はただの数字ってホントかなぁ〜? 年甲斐って?いい年してって? などなど、わたしの年齢に対するnegative思考をpositiveに変えるChallengeでもあります。 ルー語すみません。

  • さよならセレモニー

    さよならの為のセレモニー (へたくそなギター弾き語りです)

  • ことばの学校 提出課題

    演習科で提出した課題など

  • お題小説

    いただいた3つのワードを元に書く練習

最近の記事

活動まとめ

長年WIXでアーティスト活動のホームページを更新していましたが、会社への不信感と抗議のため削除して以来ほったらかしにしていたホームページづくりでしたが、 Google Bloggerて簡単にまとめてみました。 今年6月にアーティスト・イン・レジデンス卒業以来制作をしておらず、その間絵を描いたりテキストを書いたりはしていたものの、展示という目標がなくなり、完全に自分を見失い中です。 自分がどこにいるか分からなくなったときは、振り返って見ることも助けになると、何かで聞いたことが

    • <9月のお題>おもち、深海の魚、イノベーション。

      紗希子は伸びすぎた前髪をアメリカピンで留めながら考え事をしている。仕事は単調でやりがいはないがノルマはあり、定時に帰りたいと思えばそれなりに真面目に働かなければならない。 しかし紗希子は真面目に働くほど、真面目ではなかった。忙しなくキーボードを打つ手と画面を見張る目以外は働く必要がない、そう気が付いてからは頭の中では手元にある書類とは全く関係のないことを考えているし、 背後から上司の薄っぺらい熱弁が聞こえてくると、すぐさまノイキャンで蓋をする。 デスクでは常に靴を脱いで裸足に

      • 待つことができた日

        2022年12月31日 執筆 街灯にもたれかかるようにして、ひとりの女が立っている。日が沈みあたりは薄暗く、二対の街灯が駅前を白々しく照らしている。ときおり改札から出てきた数人の人が通り過ぎていく。ベビーカーを押した若い女が信号待ちをしている。交差点の脇に停まっている黒いワンボックスカーはもうずっとそこに停まっている。信号が青に変わり、こちらに渡ってくる人たちの何人かが駅に向かい、ほとんどの人たちは駅には向かわずに薄暗い通りに抜けていった。駅前の不動産屋のドアには謹賀新年の

        • も み じ 饅 頭

          太田るなシャワ編集発行によるジン「ヘッズド」掲載 もみじまんじゅうのことばっかりかんがえている。冷たく冷やした、もみじまんじゅう。 今日は病院ばっか行って、区役所にも行って、病院に予約の連絡してたけど手違いでスムーズに行かなくて、そんな些細なことでなんか自己嫌悪して、もみじまんじゅうのことばっかりかんがえちゃうわ。 広島に気をとばしたくないし、日常のめんどくさいことを一気に進めて、気を、わたしの体に集中させたいのに、どうしても自分を光らすことができなくて、帰りに指輪買ったわ

        活動まとめ

        マガジン

        • 制作
          18本
        • Challenge35~35歳からはじめる100のこと〜
          19本
        • さよならセレモニー
          24本
        • ことばの学校 提出課題
          17本
        • お題小説
          2本
        • ZINE参加作品
          2本

        記事

          途中でやめた文章

          母はよく編み物をした。 セーター、マフラー、カーディガン、冬物のみならず、夏物、サマーニットと呼ばれるものまで、いつも何かを編んでいたんだけど、リウマチで肘も手首も曲がっていて、いつも痛い痛いとのたうち回っているのに、なんで編み物なんかするんやろか、苦行なんやろかとわたしは疑問に思っていた。 何かを作り続けることで無心になれることは知っているけれど、健常な腕のわたしにはわからない、痛みが伴う喜びなんてあるのだろうか。 それはもう、思えば二十年くらい前のことで、六十を過ぎた母

          途中でやめた文章

          灰なめる

          太田るなシャワ編集発行によるジン「あじん」掲載 灰なめる 線香は、ちょっとしょっぱくて、シャリっとしているような、ざらっとしているような、舌の上で滑らかに溶けるような、独特の食感をしている。 母はいつも、線香の灰を小さいタッパーに入れ、鞄の中に忍ばせていた。それを電車の中でも躊躇なく指でつまんで舐めるから、加奈子は小さい頃から、そういうものだと、つまり、線香の灰は食べられるものだと疑いもなく思っていた。 線香は食べられる。実際に母も加奈子も食べていたのだから。しかし、

          弱み

           アルバイトを終えて、みなとみらい方面へと向かっていた。上空を行き交うゴンドラを眺めながら、一体これを動かすのにどれくらいの金が掛かっているのだろう、何気なくそう思ってしまったがために、そのあと見る景色が、観覧車も金、コスモワールドのジェットコースターも金、全部金に見えてくる。用事を終えた帰り道、日が暮れてみなとみらいはイルミネーションで彩られ、街は一層ファンタスティックドリーミーに金が輝いていた。イルミネーションを見てロマンチックだと思う思考にどうやったら辿り着けるのか検討

          氷の芯

           オレンジのテントは三人用、黄緑のテントは一人用、ランドセルは薄紫。唄人《はいと》の娘の名前は合歓《ねむ》、もう別れる、別れへん、やめろ、ぼけ、はげ、唄人とはもうせん。せん、せん、せん、せん、あ。  フェリーが到着してすぐ、唄人はかりんを多目的トイレに連れて行った。かりんは唄人が今年も島にやって来ると信じていなかったから、唄人がちゃんと待ち合わせた場所に現れて抱きしめられて汗の匂いを嗅いだ時、はじめて安心した。唄人は黒いタンクトップの上に和柄のアロハシャツを羽織り、汚れたニ

          〈8月のお題〉サッカーボール、カオリン、電気ブラン。

          雑居ビルの細い階段を上った先にあるこの店に来た理由は特になく、ただ散歩の延長でたどり着いた店だった。 階段の一段一段に敷かれているグリーンのマットがまるで芝生のようだと思いながら上っているうちに闇雲に店の扉を開いてしまったのだった。 あなたは広い店内の隅に作られたバーカウンターの中にいる長髪の男と目が合う。店内にはその男の他誰もいないようだった。 薄暗い店内を回っていないミラーボールが間接照明の仄かな灯りを跳ね返し照らしている。 「いらっしゃい」と男が言う。 あなたは少

          〈8月のお題〉サッカーボール、カオリン、電気ブラン。

          無題

          6/10 水曜日の引っ越しを前に、いろいろな人が声をかけてくれる。今日はアーティスト仲間がランチをご馳走してくれて、明日は遊びに誘ってくれている友だちがいる。 スタッフの皆さんも気にかけて声をかけてくれるし、本当に人に恵まれた5年間の横浜生活だった。 先日、小川和さんのトークイベントで教えていただいた、東浩紀さんの「訂正する力」を読んでいる。 わたしはこんなにも周りに親切にしてくれる人達がいるのに、たくさん間違いをして、人を傷つけて、罪悪感で死にたさが募る。 だけど、間違った

          デイビゴ

          デイビゴは変な夢を見れるので気に入っている入眠剤。眠りが浅くすぐ目が覚めてしまうけど、入眠は早く、そこも気に入っている。 さっき見た夢も変によくできた夢だった。 舞台は工事現場。半透明のビニールテントのようなもので覆われている広々とした、光が差し明るい場所で、数人のヘルメットを被った作業員らしき人たちがシャベルで土を掘り返している。 やがて休憩なのか何なのか、作業員たちが全員出ていった。 誰もいなくなったその場所の奥の一角は土が盛られた状態になっていて、そこに向かってアー

          やよいさんが書いてくださった。 https://kozonoyayoi.theletter.jp/posts/30e965a0-2347-11ef-9a3f-d18e01e90703

          やよいさんが書いてくださった。 https://kozonoyayoi.theletter.jp/posts/30e965a0-2347-11ef-9a3f-d18e01e90703

          制作とは何なのか

          明日で黄金町での全活動がおわる。 それよりも私にとっては、昨年10月の個展からマイクロアートワーケーション、そのまま静岡でのリサーチに入り、無人駅の芸術祭、重なって始まった黄金町バザール、9ヶ月続いた発表、個展の準備は春からしていたのでとにかく1年のアウトプット続きが明日で終わる、という方が大きい。 もっと忙しく活動をしているアーティストが沢山いるけれど、私にとってはかなりギリギリだった。精神が不安定な状態が続いて周りにも大きく迷惑をかけてしまった。 明日で一つ、大きな区切り

          制作とは何なのか

          今日はまりのちゃんにオーブンレンジもらった!やよいさんが炊飯器くれるし、ガステーブルは保護で買って貰える。洗濯機と自転車、折り畳みテーブル、湯沸かしを買えば当面はハッピー。オーブンでケーキもクッキーも焼ける!イベント案件をこなせば月15000円は稼げるはず。だから分割で買うのだ。

          今日はまりのちゃんにオーブンレンジもらった!やよいさんが炊飯器くれるし、ガステーブルは保護で買って貰える。洗濯機と自転車、折り畳みテーブル、湯沸かしを買えば当面はハッピー。オーブンでケーキもクッキーも焼ける!イベント案件をこなせば月15000円は稼げるはず。だから分割で買うのだ。

          なんかずっと鐘みたいな音がしてて、かれこれ一時間は。裏の窓開いてるから閉めようと思ったら窓に近づいても音の大きさ変わらなくて、空耳、なんやな、と気付いた。耳鳴りというのかな。すごいうるさいのにどうしようもないのか。

          なんかずっと鐘みたいな音がしてて、かれこれ一時間は。裏の窓開いてるから閉めようと思ったら窓に近づいても音の大きさ変わらなくて、空耳、なんやな、と気付いた。耳鳴りというのかな。すごいうるさいのにどうしようもないのか。

          眠剤付す

          日中も眠気が取れないのは眠剤をデイビゴに変えてからかも知れない。それでも眠れない日が続くよりはマシだから飲んでいるけれど、もっと合うものがあるのかも知れない。 毎日仕事をして運動もしたら疲れて夜には眠れるのかも知れない。 でも私は今働いていない。運動は週に4回くらい。 今日は知人の展示を見に弘明寺まで歩こうかと思ったが南太田で早くも挫折してバスに乗った。体が重くて歩けない。 毎日気軽に散歩したり、習慣化すれば歩くことがしんどくなくなるかも、と思いつつ実践していない。 走ること