氷の芯


 オレンジのテントは三人用、黄緑のテントは一人用、ランドセルは薄紫。唄人《はいと》の娘の名前は合歓《ねむ》、もう別れる、別れへん、やめろ、ぼけ、はげ、唄人とはもうせん。せん、せん、せん、せん、あ。


 フェリーが到着してすぐ、唄人はかりんを多目的トイレに連れて行った。かりんは唄人が今年も島にやって来ると信じていなかったから、唄人がちゃんと待ち合わせた場所に現れて抱きしめられて汗の匂いを嗅いだ時、はじめて安心した。唄人は黒いタンクトップの上に和柄のアロハシャツを羽織り、汚れたニッカポッカにビーサンという姿。腰にはジャラジャラと、という表現が正しいのかはわからないが、大量のお守りをぶら下げている。5、6個ではない。10個はありそうだがかりんは数を数えたことはない。

 唄人は毎年夏になるとその島を訪れていた。島に滞在中のある夏、東京で唄人の妻は息子を出産したらしい。生まれて来た子どもには先天性の病気があった。そのため子どもが退院できたのは三ヶ月後だったけど唄人はその間一度も東京に戻らなかった。唄人は生まれた息子に島の名前を付けたんだ、とある日かりんに話した。唄人は長女には合歓という名前を付けていた。合歓の木は、絵筆や刷毛のような形をした独特の花が咲く。唄人は画家だから、その花が好きだった。「昼は咲き夜は恋ひ寝る合歓木の花 君のみ見めや戯奴さへに見よ」と万葉集に歌われるその和歌は人妻である紀郎女《きのいらつめ》が大伴家持に贈った和歌だが、唄人はたぶんそんなこと知らない。ふん。

 唄人が島に来るのは必ず夏だった。最低でも十日間は滞在する。長い時では三ヶ月滞在したこともあった。唄人はいつも大きいバックパックを背負ってきて、港のすぐそばの小高い丘の上にテントを張る。島に着いたその夜は花火大会が開催される日で港は賑わっていた。丘の斜面にある細い階段を登ると頂上にはわりとすぐに着く。かりんは唄人のテント目指して駆け足で階段を登る。手には二つ、大きな袋を下げていた。唄人は丘の上にある東屋の下にオレンジ色のテントをもう建て終えていて、少し離れたところで電話をしていた。かりんは東屋のそばにあるコンクリート製のベンチに腰掛けて唄人の方を見つめていた。電話を終えた唄人はかりんの横に腰掛けて「どしたんそれ?」と袋の中を覗き込んだ。大量のサザエ。「今朝潜ったんよ、あげる!」かりんが袋を唄人の股の間にどさっと落とすと、「あああ汁がつく!」と言って唄人は慌てて立ち上がった。すぐに袋からサザエを出して唄人が数を数えると二十個入っていた。「お前こんなに獲ったんか、すごいな」唄人はかりんの頭を大きい手のひらでわしわしと撫でた。テンションが上がった唄人はすぐに刺身にして食べよう、とバックパックから調理道具をあれこれ取り出した。かりんは唄人に「大きい石拾ってきて」と命じられて、喜び勇んで近くにあった大きい石を拾って来た。唄人はその石を手に持つと、豪快に貝殻に叩きつけて割り中身を取り出し、「きれいにしてきてね」とかりんに水場で洗って来るように指示をした。かりんは犬。かりんが港の水場でサザエを水洗いしてきれいにして尻尾ふりふり戻ってくると、受け取った唄人はナイフを器用に使って蓋を剥がして肝の部分と身の部分に分けた。「唄人、器用」かりんは唄人の後ろから肩越しに覗き込んでつぶやいた。唄人の背負って来たバックパックには昨日境港のスーパーで買った五キロの米、醤油、インスタント味噌汁、コーヒーの粉末、飲料水、ナイフ、まな板、プラスチック製の食器類、カラトリー、小型ガスバーナー、飯盒、寝袋、蚊取り線香が入っていた。小型バーナーに飯盒炊爨を乗せて米を炊いた。米が炊けるのを待ちながら刺身にしたサザエを、醤油に肝とワサビを溶いて食べた。コリコリとした食感、噛み締めると甘味が感じられ、磯の風味がする。酒に合いそうだが唄人は一滴も酒を飲まない人、十七歳のかりんも酒は飲まない。十五分ほどで飯盒を火からおろし、余熱でご飯を蒸らす。かりんが軍手をはめた手で手際よくひっくり返すと、「さすが、いい女だわ」と唄人は調子のいいことを言った。空いたガスバーナーの上に境港の百円ショップで購入した網を乗せて、サザエを壺焼きにした。唄人は真剣な眼差しでサザエを焼いていた。グツグツと貝の蓋から汁が溢れ始めるとすかさず醤油を落とす。香ばしい香りが食欲をそそった。

 散々サザエを食べ尽くした後唄人は煙草を吸いながら唐突に「掃除をしよう」と言って竹藪に入って行った。唄人が持って来たノコギリで細い竹を数本切って来たので、かりんが竹を節に叩きつけて枝を払っていると「よく知ってるね! いい女だわ」とまた調子のいいことを言い、「箒作りは任せる」とかりんに任務を与えた。完成した箒で高台の上のベンチ周辺やテントの周りを綺麗に掃除した。なんか知らんけど清々しい、とかりんは思った。

 夕方になると人々が十何人か、丘の上に登ってきた。きっと花火を見るには絶好の場所なんだろう。唄人は綺麗に掃除して満足している様子だった。しばらくして花火が上がる。海上から打ち上がる花火は、本当に目の前に上がる。何に遮られる事もなく花火を見ていると、気が付くと唄人がいなくなっている。探し回ると丘を降りたところで唄人はまた電話をしていた。電話が終わるのをそばで待っているとかりんに気がついて電話を切った。

「花火見ないの?終わっちゃう」かりんが聞くと無言で腕にまとわりついて甘えてきた。丘の上までの階段を小走りで駆け上がると、人々が視線を向ける海に背を向けてテントに入る。転がり込むようにテントに入ると、かりんはすでにTシャツを捲り上げられていた。「声出して」すぐそばに人がたくさんいることに唄人は興奮していた。かりんは花火の騒音に紛れて声を出した。

 

 唄人が初めてこの島にやって来た時、かりんは十三歳だった。初めて会った時唄人はずっとずっとかりんのことを見つめていて、あんまりにも見るから、なんやこのおっさんきっしょいなと思っていた。漁港のおっちゃんたちの宴会で鍋を取り分ける時も、かりんの皿にだけ肉山盛りにして、どうやらかりんのことが好きなんやろうと思っていた。「かりんちゃん、結婚しよう」ニヤニヤしながら初対面の女にそんなこと言うなんてけしからん。「無理、まだ十三やし」「じゃあ十八になったら結婚しようね」と唄人が言うとすかさず父ちゃんに頭叩かれとった。

 次の夏に来た時、唄人は黒い服来とった。父ちゃんが急性アルコール中毒で死んで、唄人は葬式に来たのだった。かりんには葬式と宴会の違いがようわからんかった。夜になると集まった連中みんな酒を飲んで騒いでるだけやんか。昨日のお通夜からずっとこんな調子でかりんはもう飽きていた。かりんは部屋を抜け出し、隣の部屋に布団を敷いた。電気を消して布団に入り、もう寝ようとしていたその時「かりんちゃん」と声がした。唄人だった。襖の隙間からは隣の部屋の明かりが漏れ唄人の顔を照らしていた。そん時、かりんは初めて唄人の顔をちゃんと見た。唄人の目の真ん中には白い穴が空いているみたいに空洞がある。製氷器で作る氷みたい。真ん中の白い、芯みたいな部分は空気やって、いつかかりんの父ちゃんが言ってた。唄人の目の真ん中はそれみたい。何にも見てないみたいな目でかりんのことを見ている。かりんはこの目に捕まると、もう動く事が出来ない。唄人は布団の中のかりんに話しかけた。「お父さんと約束したから、かりんちゃんの成長は俺が見届ける。来年も再来年も、毎年必ず会いに来るかんね」と言って腰にぶら下がっているお守りの紐を一つ解いた。布団に入ると後ろから抱きしめ、かりんの手にお守りを握らせた。父ちゃんの葬式の夜、かりんははじめてセックスをした。


 花火の翌日、東屋に建てたテントでかりんが目を覚ますと、隣に唄人がいなかった。唄人はテントの外でまた電話をしていた。唄人がスマホばかり気にしているのにはわけがある。ここに来る前に唄人は知り合いの男をボコボコに殴るという事件を起こしていた。相手は警察に通報しなかったが、フェイスブックにどす黒く腫れ上がった顔写真(それは正面、右、左側面から撮影されていて、まるでテレビに映し出される逮捕された犯人の写真のようだった)と共に事の成り行きを投稿した為、唄人はずっとSNSばかり気にしていた。唄人の話によると、以前唄人はその男の家に居候をしていたそうだ。半年程暮らしたが「人を見下したような態度」が気に入らずその家を出る事にし、その時唄人は無断で家具等を一式トラックに積み込み、今暮らしているプレハブ小屋の二階に運び込んだ。当然その男は怒る。しかし何故か唄人は注意を受けた事にさらに腹を立て「しつこい」として、先日ボコボコに殴ったらしい。話を聞けば聞くほど唄人が悪いとしか思えないが、「いけ好かないジジイだったから欲しくもなかったけど全部奪ってやろうと思ってわざわざ軽トラで荷物を運び出してやった」らしい。そういう無駄なところにエネルギーを注ぎ込めるのは、唄人が働いていないからだとかりんは思った。


 唄人は東京に奥さんがいる。それに、唄人が生活の拠点としている愛媛県では違う女と暮らしていた。唄人はたびたび奥さんに送金してもらっていたし、持っているクレジットカードの支払いは同居している女がしているようだった。画家だけどそれを生業にしているわけではないようで、お金は一円も労働の対価としては稼いでいないが「ヒモは働いていない訳ではない」「金を稼ぐことだけが仕事じゃない」だの何だのかりんによく言っていた。かりんは唄人がスマホをいじる様子をいつもそばでじっと見ていたのでパスコードを覚えていた。去年の夏、唄人が寝た後にパスロックを解除して、奥さんとのLINEのやりとりを見た事がある。かりんは「最低」とその時呟いたと思う。気持ち悪いと思った。そこには「お金を振り込んで欲しい」という唄人からの連絡、即座に奥さんから「わかったよ、すぐに送るよ、今度帰った時いっぱいしようね(絵文字)」とあり、唄人は「いっぱいよしよしする(絵文字)」と返信していた。唄人のスマホの待受画面、そこにはランドセルを背負った小さな女の子の写真が映っている。「俺の好きな紫色にしたって、自分で選んだんだって」とある時唄人が嬉しそうに言っていた。紫、というよりは淡いラベンダー色のランドセルだった。

 かりんは唄人が名付けた二人の子供の話を聞くたび、薄紫を見るたび、感じているこの気持ちが何なのか自分でも分からなかった。分からないから分かろうと思って相関図を書いた。まずかりんの名前を書き、その横に唄人と書いた。その横に奥さん、二人の間に息子と娘、子どもの名前を書いた。私と唄人の間にはハートマークを書いた。唄人と奥さん、二人の子どものところは丸く囲って、家族と書いた。その横に同居の女と書いた。そこに唄人から線を引っ張ってきて、マネージャーと書いた。

 愛媛県にある唄人が暮らす場所は家なんて呼べる所ではなかった。唄人は造船所にあるプレハブ小屋の二階にテントを張ってそこで寝泊まりしている。プレハブ小屋は海に面していて下は船が乗り上げられるようになっている。朝9時きっかりにおっさんが二人やって来てそこで仕事をしていた。夕方5時になると定時で帰る規則正しいおっさんらだった。階段を上がると二階にはロープやら工具やら錆び付いたよく分からない物(おそらく船の修理に使う物)が転がっていて、箪笥が二棹、籐のミニチェストなどの家具、事務机が二台、丸テーブル、椅子が数脚、長机の上にはカセットコンロ、そのそばに鍋、フライパンなどの調理器具、炊飯器があり、三、四人用の大きめのオレンジ色のテント、一人用の小さい黄緑のテントが設置されている。部屋の隅から隅に洗濯物を干す為のロープが張られ、ハンガーがいくつかぶら下がっていた。投光器がその空間を照らしている。とても人が暮らしている環境とは思えなかった。海側に面するプレハブの壁面には大きな窓がある。窓に面した特等席に座ってコーヒーを飲みながら煙草を吸い、そこから見える海に沈む夕日を眺める事を唄人は気に入っていた。唄人のそのお気に入りの瞬間は、そこで一緒に寝起きしていた女によって支えられていた。唄人がマネージャーだとかりんに紹介したその女はオレンジ色のテントの中でスーツに着替え、仕事に通い、下で働くおじさんに家賃二万円を毎月払い、洗濯をしご飯を作り、実家から運んできたテレビをテントに運び込み、まるでままごとのような暮らしをし甲斐甲斐しく唄人の世話をしていた。

 かりんは相関図を書き終えると、この感情はもしかして怒りなのかもしれない、と思った。唄人が普段、労働もしないくせにファッションでニッカポッカを履いていることもだんだん腹が立ってきた。かりんが「暑い」と言うだけで「ネガティブな言葉は言わないで、言霊が宿る」と言われたこともムカついてきた。


 一時間程経ったが、唄人はまだ電話をしていた。かりんはベンチに腰掛けて、足をぶらぶらさせていた。唄人は深刻な表情で電話をしている。暫くしてようやく電話を終えた唄人、かりんの横に腰掛けるなり「アイツ、死んだって」と言った。唄人は真っ直ぐ前を見たまま無表情だった。

「アイツって……殴ったあのおっさん?」かりんが聞くと、唄人は

「殴ったのは一週間以上も前だし、その後ピンピンしてたんだから、関係ないけどな」と言った。

 唄人は動揺を隠せない様子だった。自分に言い聞かせるようにしてそう言っているのだろう。不安気にかりんを見ていた。唄人は事件を起こした直後に奥さんに電話をした際「よくやった」と褒められたという話を昨夜かりんにしていた。その言葉をかりんにも求めている目だった。しかしかりんは「逮捕されるかもしれないね」と言った。唄人は物凄い形相でかりんの肩を揺さぶった。

「なんでだよ、確かに俺が殴ったけど、その時死んだわけじゃないんだぜ、その後どっかであの間抜け、酔っ払って頭でもぶつけたんだろう、俺は関係ないよな?」

「関係ない事はないし、万が一逮捕されなかったとしても取調べとか確実に受けるやろ」

「あーーーーはい、はい、はい」唄人は逆ギレしてこういう態度を取ることがよくある。大きい声を出して不貞腐れている。正論を言われると大抵こうなる。その時唄人の電話がまた鳴った。唄人はスマホの画面を見たが知らない番号だったから出なかった。唄人はすぐに電源を落とし、立ち上がるとテントの中に入ってしまった。かりんもテントに入ろうとすると「どっか行け、ばあちゃん家帰れ」と入れてもらえなかった。ぼけが、かすが、くそが。唄人なんかもう知らん。なんか知らんけど涙が出る。かりんが服の裾を捲り上げて涙拭きながら歩き出すと、「待って」とテントの中からひょっこりと頭だけ出して唄人が呼び止めた。

「土産渡すの忘れてた」と言ってかりんの足元にお菓子の袋を投げた。氷砂糖だった。

「いらんわボケ、唄人のぼけ、かす、くそ、ハゲ!」かりんは氷砂糖を唄人に蹴り返して叫んだ。


 その日の夜、かりんは勉強机の引き出しの奥から相関図を引っ張り出し、空いているところに「おっさん」と書いた。唄人のところから矢印を引っ張り、その横に「なぐった」と書いた。おっさんの横には「死亡」と書いた。それから「唄人」「おっさん」「同居の女」を線で囲って「えひめ」と書き、奥さんと二人の子どもを線で囲って「東京」と書いた。警察はきっと、このどちらの場所も捜査するだろう。かりんはある一つの案を閃いていた。かりんは自分の名前のところを線で囲み、島の名前を書き込んだ後、唄人はもしかしたら島にずっと居れば警察にバレないかもしれない、と思っていた。唄人は毎年夏に島に来ていることを、奥さんにも同居の女にも言っていないとかりんに話していた。ここに居れば奥さんからの送金が止まっても、クレジットカードがなくても、かりんが海に潜ったら食べるものはある。ばあちゃんは唄人のこと鬼じゃゆうて家に入れてくれんけど、多分ばあちゃんの方が先に死ぬから、そしたら家で一緒に暮らせばいい。かりんは想像した。高校をやめて港にある観光ホテルで働こう。あそこは年中求人広告を貼り出していて、そこには住み込み歓迎と書かれていた。ばあちゃんが死ぬまではそこで唄人と暮らせばいい。かりんは相関図を書き終えると、この感情はもしかして愛情なのかもしれない、と思った。

 「あ」しかし、あることに気が付きかりんの果てしない妄想はそこで止まった。唄人の子供の名前。唄人は生まれた息子に島の名前を付けていた。奥さんは勘のいい人だからきっと気が付くに違いない。もしかしたらもう、気が付いているのかもしれない。かりんは急に不安になった。


 翌朝、一番早い港行きのバスに飛び乗り、かりんは高台を目指して丘の斜面にある細い階段を駆け上がる。最後の一段に足をかけた時、どうかテントがありますようにと心の中でつぶやいた。高台の頂上にはオレンジ色のテントが確かにあった。しかし昨日と様子が違っていることにかりんはすぐに気が付いた。地面の上に、ベンチの上に、あちら、こちらに点々と色が散らばっている。赤、白、紺、ピンク、黄色、緑、薄紫、出雲大社えんむすび、明治神宮家内安全、伊勢神宮健康祈願、丹生都比売神社道引き守り、あ、と思ってテントに駆け寄ると数羽のカラスがテントを突いていた。慌てて追い払うとカラスはすぐに飛び立った。恐る恐るテントの中を見るともぬけの殻、そこに唄人の姿はなく、氷砂糖の空の袋が落ちているだけだった。父ちゃんの葬式の翌日、帰り際に港の売店で唄人はポケットから百円硬貨と十円硬貨数枚を取り出して「これしかないけど好きなお菓子を選んで」と言い、かりんは吟味してその金で買える氷砂糖を選んだ。店の外に出て頬張ると思いのほか美味しくて、「美味しい、ありがとう」と言うと、唄人はなんとも言えない表情をしていた。かりんを抱き寄せると「もっと、色んな物を買ってあげたいのに、情けねえ」と言った。それ以来毎年、唄人は必ず手土産に氷砂糖を持って来た。テントの中に落ちていた氷砂糖の入っていた袋にはもう一粒も残っていなかった。

〈了〉




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