花の20代なんてない.ただ苦しいのだ.
つい先ほど,
「人生は20代で決まる」ー仕事・恋愛・将来設計
著 メグ・ジェイ
を一週間ほどかけて読み終わりました.
※この時点で文章を読み通すのがめんどくさいと感じた方はこちらをどうぞ
↑tedtalksで15分ほどでまとめられているので良いかと思います.
先に私的な感想を述べさせていただくと,
「今,自分が20代の中でもとりわけ,前半に位置している時期に本書を読んだことはすごくよかったと思得たし,自分がなぜここまで急いで生きているのかという漠然とした考えが,将来の展望を含め,自身の進もうとしている方向性は正しいと再認識できたこと」
僕は今までほとんど受験はおろか,勉強すらしたことがないような場所で育ち,またキャリアやライフプランについてなどは本当に行き当たりばったりで考えるような友人や知人ばかりの環境にいました.
僕が変人か異常どうかはさておき,以前から漠然とした不安を抱えることがあり,それはなんとも言えない焦燥感に重なるところもあってか,地元の私大を中退して約2年ほど半分ニートのような時に,ずっと将来は何をしているのか考えても何も思い浮かばないので,ゲームや漫画で現実逃避をする日々を過ごしていたのでした.
けれども,僕がこうして上京して,田舎にいた時より苦しい環境に身を置きながらも働き,そして小銭を稼いでは本を買い,noteを始めるちょっと前からはIT系やTOEICの勉強などに少しずつではありますが進めています.
本書でも特に,僕が引用した箇所は
一生を語る上で欠かせない重要な経験は20代に集中的に起こっている
これはにわかには信じられないような記述では?と思いがちだろうと思います.(実際,僕もこれを見た時は信じたくありませんでしたし)
では,なぜ著者は20代としているのか?
それはやはり,脳の発達が20代でピークを迎えるということ.
言い方を変えると,幼児期の吸収力とまではいかないが,それに匹敵するほど成長できるチャンスは20代の間にもう一度やってくるってことです.
そして,この20代の過ごし方で,今後の将来が大きく変わってくるだろうと著者は様々な患者(クライアント)を例に述べていますが,気になった方はぜひ本書を手に取ってしっかりと読んでいただきたい.
20代で様々な面で山場を迎えることを知らない人はきっと多いのだろうと思う.僕だってそうだったし,読書という習慣がなければ,一生出会わなかっただろう本でもあったから.
だからこそ,僕は他人事のように20代は花だなんて思わずに着実と良き人生を創造するために,今自分にできること1つ1つ整理しながらも自分自身と向き合っていくことは続けていくつもりだし,将来設計=ライフプランニングもおろそかにしてしまってはせっかく得た知見が無駄になってしまうので,できるだけすぐに行動目標にまで移すことで本書で定義するところのアイデンティキャピタル「自己資産」(時間をかけて身につけた,自分の価値を高める経験やスキル)を築きあげて他人からも必要とされる人間になろうと考えた.
”本当に生きていない生は考える価値がない”
ーアメリカの心理学者 シェルドン・コップより引用
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