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毎年、複数回の海外個人旅行     今回は「マイルをためる」編

はじめに

 毎年複数回、海外へ個人旅行をしている、仕事をしていない60歳代の夫婦です。資産は子供たちに残さず、使いきる。無理をせず、好きなことをするがモットーです。 
 旅行費を除き、生活費は年金だけで対応できています。旅行費は、貯蓄を取り崩して支出しています。少しでも長く旅行に行くために、資産の半分を運用しています。詳細はこちら。

資産運用の投稿

 贅沢をするところは贅沢をし、節約するところは節約して、安くしかも安全に個人で計画する海外旅行の方法を紹介します。
 今回は「マイルをためる」についてです。

クレジットカード

 航空会社のマイルをためて、無料の航空券(特典航空券)と交換できることをご存じでしょうか。
 私たちは、ANA(全日空)のマイルをためています。特典航空券は、国内便だけでなく、海外便にももちろん使えます。また、ANAが提携している海外の航空会社の飛行機も利用できます。効率的にマイルをためるために私たちが実践していることをご紹介します。
 
 マイルをためるのに必要なものは、クレジットカードです。私たちが使っているクレジットカードは、ANAが発行しているものです。
 年会費が高いですが「ANA VISAプラチナ プレミアム」カードに入会しています。退職して無職になると、入会審査で落とされる可能性が高いので、退職直前に入会しました。
 
 退職後に旅行三昧を計画されておられるなら、退職前に航空会社発行のしかもランクの高いカードへの入会をお勧めします。
 その理由は、マイルがたまりやすいというのが一番です。マイルの有効期限は、一部のクレジットカードを除き3年しかありません。
 年会費は高いですが、ランクの高いカードは、それなりにマイルが多くたまります。私たちは買い物などの支払いでは、このカードしか使いません。
 すべての支払いにこのカードを使用します。郵便局で数十円の切手を購入する時も、このカードを使用しています。

ANAカード

 ハワイ往復では、ローシーズンでエコノミークラスですと、1人分35,000マイルです。プラチナカードですと、約230万円分のカード利用になります。夫婦2人分ですと、460万円分カードを利用すれば、ハワイ往復の航空券が無料で手に入ります。
 
 私たちの生活費は、旅行費を除いて毎月29万円です。1年間では348万円になります。生活費の83%ほどを、毎年クレジットカードで支払っていますので、支払金額は290万円になります。これだけで単純に計算すると、1年間に43,500マイルもたまります。
 新聞代、光熱費、医療費、薬代、公共料金などクレジットカードで支払えるものは、すべてカードで支払いますし、クレジットカードが使えるか必ず確認しています。
 1マイルがいくらに換算されるか、公式には発表されていませんが、エコノミークラスの運賃から換算すると、約2円になるそうです。
 マイルの交換で、地方~東京までの飛行機代と、東京~ハワイまでの飛行機代が無料になりますと、高いクレジットカード会費の元も取れると思います。
 プラチナカードでも、もう少し安いカードもありますし、もっと高いカードもあります。付帯サービスがそれぞれありますので、比較検討されるほうが良いと思います。 
 マイルの有効期限が3年しかないということを考慮すれば、マイルが少しでも早くたまるカードがよいと思います。

クレジットカードの付帯サービス 1 

 次に、クレジットカードに付帯している、旅行保険が充実していることです。当然ながら、ランクの高いカードほど補償が充実しています。
 
 旅行の都度、掛け捨ての保険に入る必要はありません。ただしカードによっては、そのカードで旅行費用などを支払っていないと、保険金が出ないものもあります。
 私が持っているANAカードは、旅行費用などの支払いの有無にかかわらず、補償してくれるものです。海外旅行だけでなく、国内旅行でも適用されます。

付帯保険の抜粋

 ドイツ旅行の時に、妻のカバンが盗まれたことがありました。衣類だけでなく、パソコンも一緒に入れていたため、損害はかなりの額でした。
 旅行ではとても困りましたが、カード会社からの補償金は、ほぼ希望通りの額を受け取ることができました。
 旅行の都度、旅行保険に入るのはとても手間です。保険は万が一のもので、ほとんど使うことはありません。旅行期間や旅行場所それに補償内容を決める必要がないのは、とても楽です。

クレジットカードの付帯サービス 2


 さらに、カードを選ぶ時には、プライオリティパスが付帯しているものを是非お勧めします。クレジットカードの本会員だけでなく、家族会員にもこのプライオリティパスがもらえるのが理想です。
 
 海外旅行では、空港内で乗り継ぎのため、数時間~半日以上も待たなくてはならないことがあります。そんなときに役に立つのがプライオリティパスです。

プライオリティパス

 このパスで空港内のラウンジに無料で入ることができます。
 ラウンジ内では、食事やアルコールも無料です。シャワーも使えるところもありますし、フィットネスジムやマッサージも無料で利用できるところもあります。もちろんWi-Fiも使えますし、スマホの充電もできます。
 大きな空港では、ラウンジは何か所もありますので、搭乗ゲートに近い場所を選べば、出発直前まで柔らかいソファーでゆっくりできます。

左の写真が入り口、右は内部です

 通常は、ビジネスクラス以上の航空券を持ていないと、利用できませんが、このパスを持っていれば、エコノミークラスの航空券でもで利用できます。
 ラウンジ内には、飛行機の出発掲示板もあるので、ゆったりとした気分で乗り継ぎ時間を優雅に過ごすことができます。

 現在持っているクレジットカードの付帯サービスは、ほかにもたくさんありますが、私たちは、ほぼ使うことはありません。上記の2つのサービスだけが、大変お世話になっています。
 なお余談ですが、最近カードをスーパーフライヤーズにアップグレードしました。ANA(全日空)は、スターアライアンスという航空連合に加盟しています。スーパーフライヤーズカードを持っていれば、スターアライアンス加盟の航空会社であれば、ビジネスクラスカウンター(優先チェックイン)の利用など、いろいろなサービスを受けることができます。
 スーパーフライヤーズのサービスについては、また別の投稿で記載します。 

 海外旅行では、飛行機代が占める割合がかなりありますので、飛行機代が無料ですと相当な節約になります。
 ランクの高いクレジットカードでは、利用限度額も多いので家のリフォームなどで利用すれば、すぐにマイルがたまります。
 なお、クレジットカードは、使いすぎる恐れがあります。私たち夫婦が実践している、使いすぎない方法がありますが、また別の機会に紹介します。

 また、クレジットカードは、外国のホテルにチェックインするときにも必要になります。
 ホテルでは、宿泊する客の与信=信用力(宿泊費の支払い能力)を確認するため、クレジットカードでデポジットを取るのが一般的です。そのためにもクレジットカードは必要です。
 クレジットカードには、海外キャッシングというサービスもあります。現地の銀行やATMで、現地通貨でお金を引き出し(キャッシング)できるものです。
 キャッシングは、お金をクレジット会社に一時的に借金することなので、私たちはまだ使ったことはありません。ただ、ATMはどこでもあるので、現地通貨が足りなくなった時には、両替商を探すより簡単に利用できます。
 現在のように、為替の変動が大きければ、キャッシングのほうが安くなることもありますので、キャッシングの利用については検討中です。
 
 投稿は、毎週の土曜日 18時に予定しています。次回の投稿予定の内容は、私たち夫婦が実践している「旅行先と飛行機」について、具体的に記載していきます。


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