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常連に挑戦

眩しい眩しい、いやあつい。
ギラギラ通り越して、ズキズキやジンジンくらい
遥か上空より、日差しが、うん。


「うだるような○○」という表現がある。

〇〇を言い終わる前に、「うだるような」の部分から
「わかるわぁ~」と共感し始めてしまう。

【茹だる】 だそうですね。
漢字にするとわかりやすい。日本語はよいです。

話は変わり
以前の投稿にも出てきた街中華での出来事。

カランカラン♪
日差しが入らない薄暗い店内は、
常に照明がついている。テーブルに
手元を照らすくらいの小さいもの
街中華の前はスナックか、喫茶店だったのだろうか
落ち着いた雰囲気の店内は、程よく冷房が効いており
冷えすぎということはない。

注文の品を選ぶ段階
季節柄「冷やし中華」といふ手もある。
いや、この店にあるかどうかは分からない。
メニュー表をくまなく探すことはしないからだ。


何故ならこの店の客は9割方メニューを見ないのだ。
入店し、手を消毒しながら、ベテラン店員に人数を伝える
案内された方向をみて、大体のあたりをつけ
はいはいと返事しながら適切に席に座る。
運ばれてくるメニューを見ずに注文を始める
これがこの店に入り浸る(?)いや
ここを根城とする冒険者たちのルールだ!(?)


早く私もこの店に馴染みたい。
というか、ベテラン店員に手間を掛けさせたくない。
スマートに入店し、ノールックで注文したい。
生来の優柔不断というコスパ至上主義選定法を捨て
いかにも「私はいつもコレですから」といった風に
”ハードボイルド”チャーハンセットを頼む。

暑い日なのに迷わずチャーハンセットで涼しい顔
これが今の私にできる精一杯の見栄なのだ。なのだ。



割と遅めだったからか、店内には3人くらい。
既に食べ始めている独りと、お喋りなご婦人2人組。
何を食べているのか何を注文したのか分からないが
おそらく冷やし中華だろう。ふふん。

カランカランカラン♪カラン

立て続けに冒険者たちが入ってきた。
1+3+2
グループではなさそうだが、
全員の入店から席に着くまでの身のこなしが
”ソレ”であることを示していた。
そして憧れのノールック注文である


「麻婆麺」「広東麺」「広東麺」「広東麺」
「中華丼」「麻婆麺」

なななっッッ!

衝撃。

名だたる歴戦の強者たちは「あんかけ」を好む!
暑い日にこそ「あつあつのとろみ」!
「とろみ=まどろみ」を意識した昼下がりなのだ

膝から崩れ落ちそうだ
チャーハンセットなんかで調子に乗っていた先程までの
私をタイムリープして殴り倒したい衝動inサマー2022
俺たちの夏は終わらない。
しかもご婦人たちもどうやら麻婆麺。

今日のnoteはこれで終わりです。
終わるしかないでしょ
何が「ふふん」だよまったく。

ズズズーッ(啜る音)



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