シェア
ましろ
2019年11月24日 11:57
大きな黒い赤い首輪をした犬が三頭繋がれていた。間には何の応答もしない人がそれぞれ三人立たされていた。私はその犬を一頭ずつ順番に殴っていった。目のところだけを執拗に繰り返し。黒い犬たちは何も言わない。灰色の大きな石を持ち上げて落としたりもした。黒い犬たちはやはり騒ぎもしない。声帯がないのか鳴き声すらあげない。咬みもしないのは麻酔か何かなのだろうか。眼球が濁っていく。それでも黒い犬たちは焦点の合わ