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小鳥遊Sora
2022年7月5日 01:41
長く歩いてきたような、一瞬で過ぎてしまったような、有耶無耶な時間の歩みに思い巡らせる夜。いつしか夢という言葉より大きくなった、未来を見据える冷めた考え。価値のない、凡庸だと卑下していたその生活に、足を踏み入れようとしている自分。何かが変わってしまったから、或いは何も変わらなかったから、若しくはその両方。人生に模範解答は出てこない。幸せの再定義。妥協。諦め。新境地の開拓。挑戦。
2022年7月16日 06:48
また今日も寝ているのか窓際後ろから2番目そこは君だけの特等席指定券売機で買ったわけではないけれど隣の乗客は各々のタイミングで乗ったり降りたり君の朝いつも始発で乗りこんできて薄橙色の陽光に霞む静寂の中で大好きな小説を開いたり嫌そうな顔で参考書と向き合ったり騒々しい時間帯はちょっとだけ神経質になる最近小さくて赤い不思議な物体を耳につけ始めた知らない国の曲を微笑み浮かべて聴