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入梅 - 和暦を知って梅雨の時期を知る

おはようございます。Shunです。

本日も毎日日記を投稿していきたいと思います。

本日は6月11日。何の記念日かというと?

・入梅
雑節の一つで、太陽が黄経80度の点を通過する日。

・傘の日
日本洋傘振興協議会が1989年に制定。この日が「入梅」になることが多いことから。

・雨漏りの点検の日
全国雨漏検査協会が1997年4月に制定。この日が「入梅」になることが多いことから。

・学校図書館の日
全国学校図書館協議会が1997年に制定。

・国立銀行設立の日
1873年日本初の銀行である国立第一銀行を設立した。

本日の記念日の内、私が注目するのは、入梅です。
説明には、雑節の一つとありますが、雑節とは何か?

以前の記事で二十四節気の説明をしましたが、入梅も季節指標の一つだということです。

二十四節気は中国から伝わったものに対し、雑節は日本人の文化から生まれた日本独自のものだそうです。
日本の気候風土に合わせてあるので、より正確なものとも言えます。
実際、本日の入梅は、梅雨入りを示す季節指標ですが、愛知県は気象庁の情報によると、昨日梅雨入りしました。
1日の誤差はありますが、これって凄くないですか!?笑

雑節正確すぎるだろ。と驚いた私は、雑節についてもっと詳しく知りたいと思い、今回は、記事にしたいと思いました。
私同様、雑節に興味を持った方は是非読んでみてください。

1.雑節の概要

先にも述べていますが、雑節は、日本の気候風土に合わせた季節指標になります。
入梅に関して言えば、事前に梅雨入りの時期を知ることで、農家にとっては田植えの日取りを決める目安にもなったそうです。

雑節には、入梅以外にもいくつかの季節指標があり、1年間の流れを図式化すると次の通りです。

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・土用(どよう)
春 = 1/17頃、夏 = 4/17頃、秋 = 7/20頃、冬 = 10/20頃
立春・立夏・立秋・立冬前のそれぞれの18日間で、各季節の終わりの時期。

・節分(せつぶん) 2/3頃
立春の前日。本来は各季節が始まる前日を意味したが、現在は春にのみ使用

・彼岸(ひがん)
春 = 3/18 ~ 24頃、秋 = 9/20 ~ 26頃
春分・秋分を中日とし、それぞれに前後3日を加えた7日間。

・八十八夜(はちじゅうはちや) 5/2頃
立春から数えて88日目。立夏直前ながら、突然の遅霜に注意を払う時期

・入梅(にゅうばい) 6/11頃
梅雨に入る目安となる時期。

・半夏生(はんげしょう) 7/2頃
半夏という植物の生える頃で梅雨明けの目安となる時期

・二百二十日(にひゃくとおか) 9/1頃
立春から数えて210日目。台風に備える時期。

こう見ると馴染みのある言葉が多いですね。
個人的には、土用の日って1年に4回あるんだというのを初めて知りましたね。
土用の日といえば、丑の日が一番馴染みがあると思いますが、この日になぜ鰻を食べるかというと、諸説ありますが、一番は季節の変わり目に活力をつけるためだといわれています。
土用の丑の日は、7/20頃なので二十四節気では、大暑、つまりめちゃめちゃ暑い時期ですよって頃なので、鰻を食べるのも確かに納得がいきますね。

・・・

2.驚くべき雑節の正確性

冒頭でも少し述べましたが、雑節の時期があまりにも正確なことに驚きました。
例えば、入梅は本日、6月11日が梅雨入りを示唆しています。
そして、気象庁が発表している最新の梅雨入り時期を見ると、

キャプチャ

なんと、中国、近畿、東海でほぼほぼドンピシャなんですよね。
もちろん地域によっては違いにあるものの、日本の中心付近に位置する東海地方が合っているので、雑節の目安時期は間違っていないのかと。

因みに、今年の梅雨明け時期は、東海地方は7月21頃といわれています。

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雑節は半夏生が梅雨明けの時期を示唆しており、7/2頃となっています。

果たして、気象庁が当たるのか、先人の知恵・経験が当たるのか、非常に見ものですね。笑

・・・

入梅に関する情報は以上になります。
いかがでしたでしょうか?

お恥ずかしい話ですが、私は、土用とか節分とか彼岸とか言葉は知っていたもののどういう意味なのか全然知りませんでした。
こういった機会でないと知ろうとも思わなかったので、良かったと思います。
本記事を読んでくださった皆さんにも参考になる情報となっていれば幸いです。

本日は以上になります。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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