当事者は良い支援者になれるのか
実は学生時代から思っていた事。
精神疾患の当事者だったから
良い精神保健福祉士になれる。
良い退院支援ができる。
良い相談支援ができる
良い就労支援ができる
当事者の気持ちがわかる。
僕は、そうではないと思う。
逆に"私は当事者だったからあなたの気持ちがわかるんです!"
と傲慢になってしまわないか。
自分の気持ちを押し付けてしまわないか。
支援の目線での共感ではなく、目の前の辛さに同情して終わってないか。
辛さに同情するだけなら、ピアサポートで良い。傾聴ボランティアで良い。
当事者が支援者になることは、もしかしたらリスクになりえるのかも。
だけども、それも含めて自分自身を見つめて、本当の意味で相手を考え、PSWとして励むことを怠らなければ、当事者の目線を持った支援員として"各段に強みを持った人"だと思う。
そうなったとき、当事者の経験はリスクではなくむしろストレングスに変わり、ピアサポーターとは違った患者さん・利用者さんにとっての光になりえる存在になるのだろう。
精神疾患の当事者という視点だけでなく
自分自身の経験から感じた思い・行動が、目の前の人にマッチするとは限らない。だからこそ、傾聴が大事なのでしょう。目の前のアナタの波長に合わせるために。
今日は、自分自身への戒めとして書いておく。
頂いたサポートを基に精進します