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2022年3月に読んだビジネス本約30冊から選ぶおススメのベスト5

年度の変わり目、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。何かと環境が変わる時期、心身の健康を崩しやすい時期ですので、お体には気を付けて、お過ごしください。

さて、今月も1ヶ月に読んだビジネス本の中で、勝手にお勧めベスト5をご紹介したいと思います。今年度から心機一転「読書をしよう!」と考えている方にもご参考になれば幸いです。

※あくまで自分の備忘も兼ねた個人の感想であり、偏見に満ちた感想とランキングですので、ご了承ください。

第5位
社会人10年目の壁を超えるコツ
著者:河野英太郎

https://d21.co.jp/book/detail/978-4-7993-2807-1

社会人10年目前後に立ちはだかる様々な壁に対して、これを乗り越えるためのコツや考え方が紹介されています。

30歳も半ばに差し迫ってきたものの、誇れる仕事がない。この先の人生はこのままで大丈夫なのかと不安が一層高まるこの時期ではあるものの、地に足をつけた責任を伴った意思決定が必要になると思います。焦って意思決定することなく、探し続ける姿勢が大事なのだと思います。

その中で何かが見えたり、機会があらわれたなら何かを始めるために遅すぎることはないので、思い切って飛び込んでみる。そうして、自分のキャリアビジョンを固めていくのだと思います。

キャリアという壁にぶち当たっている方にお勧めの一冊です。


第4位
キッズアプローチ
著者:大塚雅一
https://www.kids-21.co.jp/lp/kidsapproach/

子供主体の保育を掲げ、どのように関わると良いか、どのような教育方針をもつべきであるか、単なるハウツー本というより、考え方を理解できる本です。

つい、子供同士のトラブルがあると、親が介入してしまいがちですが、子供同士で解決させることで課題解決能力を養う。例えば、ブランコでずっと遊んでいる子供の横にずっと待っている子供がいると、どうするか。親が介入して「変わってあげようね」とか「交代で使おうね」と解決策を言うのではなく「どうしたら良いかな」と問いかけるのが良いとのこと。

つまり、教育とは「待つ」ことが重要であり、忍耐力が求められるのだと思います。

また、個人的に共感したのが、「具体的にどのような言葉を子供にかけるかではなく、どのような態度で子どもたちと向き合っていくか、根本的な大人の姿勢が問われている」というフレーズがあります。シンボリックな存在として、子育てとは大人側の器が試されるように思います。

本書は子育てに関する内容ですが、ビジネスにおける人材育成においても同様のことがいえます。答えを教えてしまう上司や部下が出した答えをすぐさま否定してしまう上司の元ではメンバーは育ちません。

新人・若手の育成をしている上司の方にもおススメの一冊です。


第3位
武器になる話し方
著者:安田正
https://www.diamond.co.jp/book/9784478114896.html

どのような仕事をするとしても必要となる人間関係の構築だと思います。社内の先輩と。プロジェクトメンバーと。上司と。外回りの仕事であるならお客様と。誰かしらとコミュニケーションをとりながら進める仕事がほとんどだと思います。

本書では話し方と共に聞き方についてのノウハウがまとめられており、テクニックとして学びになることが分かりやすくまとまっています。

個人的には本書を読み込むというより、軽く目を通した上で日々の振り返りの中で立ち返る資料集のような存在として、本書を手元に置いておくと良いのではないかと思います。なぜうまくいかなかったのか、なぜうまくいったのか、ここに書かれているテクニックに該当するものが多いのではないかと思います。

コミュニケーション力を高めるためには、インプットよりもアウトプットを繰り返すことが大事で、自分の言動に自覚的になることがポイントだと思います。

そういう意味で今日一日のコミュニケーションのうまくいったこと、いかなかったことを本書を眺めながら、振り返る習慣をつけてみてはいかがでしょうか。

特に4月から入社する新人や年次が変わりステージをあげにいきたい若手社員には非常にお勧めです。


第2位
アンラーン
著者:柳川範之 為末大
https://www.nikkeibp.co.jp/atclpubmkt/book/22/S00530/

アンラーンとは学ばないことではなく、自分の思考を整理して、不要なものを捨て去り、余白をつくることを意味します。昨今はVUCAの時代とも言われ、前例が通じにくい変化の大きな時代と言われます。

一度学んだ正攻法も明日には変わっているかもしれません。そのため、定期的に情報をアップデートして、自分の思考のクセを確認したり、「本当にそうか?」という疑問をもつことが重要です。

そうは言っても、多くの物事は無意識の中で行動したり、判断していることが多いため、非常に難しいと思います。まずは、「いつも〜」「普段は~」「こういう場合はだいたい〜」のような言葉を自分が使った時に違和感を感じられるようになることが初めの一歩なのかなと思います。

やってみる→振り返る→学ぶ→パターン化する→壊す→再学習→パターン化。こんな「創造と破壊」のサイクルを回すのは良いのではないかと個人的には思います。

ぜひ、前例踏襲主義的なビジネスパーソンに読んでいただきたい一冊です。


第1位
人の心をつかむ力
著者:ローラ・ファン

https://www.diamond.co.jp/book/9784478110157.html

「弱みは強みになりうる」
そんなことあり得ないと感じる方にはぜひ読んでいただきたい一冊です。

もちろん何もしなければ、弱みは弱みと認識されてしまいますが、認識のされ方を誘導すれば、強みにもなり得るというのです。そして、そのためにはEDGE(エッジ)の獲得がキーワードになります。

エッジとは、相手を豊かにし(Enrich)、楽しませ(Delight)、こちらが望む方向に誘導する(Guide)ことができるうえ、このサイクルを繰り返して、いっそうの努力を続ける(Effort)。の頭文字です。

1つ1つの説明はここでは割愛しますが、人間は認知能力に限りがあるゆえ、対象に対して何らかのレッテルを貼ることで情報を単純化して処理しています。要すると外見や数秒のやり取りで「この人はこういう人だろう」とレッテルを貼ってるということです。これは避けられない現実であるので、だからこそエッジを活用して、自分が不公平な扱いを受けることがないように自分の特徴を弱みではなく強みだと認知されるように備えると良いと思います。

また、「人生は公平ではないと自覚すること」という教訓があります。個人的にはこれはすごく大切な考え方だと思います。うまくいかないと人のせい、環境のせいにしてしまいがちですが、それを嘆いたからといって状況が変わるわけではないし、誰かが一緒に悲しんでくれるわけではないわけで。

だからこそ、これらを所与のことだと捉えて、エッジを獲得して、不利な形勢だとしてもこれを逆転できる力をつけることが必要なのだと思います。

終わりに

いかがでしたでしょうか。
興味がありそうな本はありましたか?

ビジネス書は読む気が起きないなーという方は、漫画から学ぶマネジメントというコンテンツも配信しています。良ければ、こちらもご参考ください。

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