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リーダーの判断にセンスがない!

久しぶりにnoteを更新してみます。

noteを読んでいる意欲的な皆さんの周りには、「なんでこんな判断するんだろう」と思うリーダーはいませんか?

あなたが大学生であれば、
・サークルで部長のイベント企画のセンスがない
・アルバイトで社員の判断が間違っていると思う

あなたが新人・若手社員であれば、
・この先輩に相談しても些末な答えしか返ってこない
・この新商品絶対売れなさそう

あなたがリーダー・管理職クラスであれば、
・その戦略じゃ儲からないよ
・早く意思決定すればいいのになんでこんな時間がかかるのか

こんなことを感じたことはない人は、素晴らしいリーダーに恵まれてきた人なのだと思います。羨ましい!

組織のリーダーにセンスがないと、せっかくいい仕事をしても、その価値を理解してもらえないので、やってられない気持ちになりますよね。


「あの人、ほんとセンスがないんだよなー」


こんな言葉を吐いたことはありませんか?
よく聞く言葉ですが、ところでこの「センス」とは一体何のことなのでしょうか?
そんなことを考えてみましたので、2,3分お付き合いいただき、最後まで読んでいただけると嬉しいです。


さて、いきなり答えになりますが、「センスがない」とはたぶん単に「自分と違う考え」をしている、ということだけじゃないかと僕は思います。
その違う考えに納得がいかないし、理解ができないという状態のことだと思います。


ではなぜ違う考えになるのでしょうか?

ほとんどの場合、理由は2つです。
・前提情報の違い
・目指しているゴールの違い

この2つの要因によって、答えが変わっていることに「センスがない」と愚痴を吐き、諦めの気持ちをもってしまうのだと思います。

愚痴を吐くことを否定したいわけではありません。陰口になったり陰湿な会話は絶対にダメですが、そうでなければ良いと思います。不満もため込みすぎるとストレスになりますからね。適度に発散しておくことは賛成です。

ですが、ここで終わってしまっては、あなたにとっても組織にとっても勿体ないです!
特にリーダーに不満をもつあなたは「組織をどうにかしたい、組織を良くしたい」と思っているからこその不満だと思います。そのエネルギーは健全に使えるようになって欲しいと思います。

では、どうすれば良いか?

そのセンスがない判断が仮に正しいとしたら、どういう前提情報やゴールをおけば、その判断になるのか、方程式を考えてみてはどうでしょう?
ゲームと思って考えるくらいで良いです。

ただ、そうすると、
・実は●●な事実が裏にあるのではないか
・目指す姿が安定/維持だから、こういう判断になっているのではないか
・安定/維持なのは別事業への積極投資を考えているため、この事業は安定的な利益創出にしたいのではないか

いろいろな考えが出てくるのではないかと思います。

現場現場で行う判断というのは、ある程度網羅的に情報を集めることが可能だし、その情報を論理的に整理すれば、おのずと答え、もしくは答えに近いものが出てきます。

一方で、組織のリーダーが行う意思決定とは、情報を網羅的に集めきることはできません。どのデータ・エビデンスに着目するかを意思決定し、その足りない情報の中から答えを導き出さなければいけません。
また、もちろんその答えには、競合企業などの外部環境や自組織・他組織などの内部環境にも影響を受けながら、決める必要があります。

しかも難しいのが、これらをどのように考えて、意思決定したのか説明することが難しいということです。(もちろん、ここは組織のリーダーには頑張ってもらいたいところではありますが)。本当に重要な意思決定場面では、きちんと資料にまとめ、意思決定の背景を説明することになるかと思いますが、日々日々の判断でそんなことはやってられませんからね。

だからこそ、フォロワーはリーダーの考えを推測したり、仮説立てる必要があると思うのです。
「どうせ」は禁物で、仮説というのは常に複数立てるものです。
自分が自然に考えつくこととは別の考えを理解すること。ものの見方を広げることは、これからリーダーになるあなたに必要な力となるはずです。

常に考え方をアップデートし、複数の視点から物事を考えられること。
これからの時代を率いるリーダーに求められることだと思います。

センスがない!と断定して終わってしまう前に、そんな意思決定になる方程式を考え、本当に自分の考えが100%正しいと言えるのか、リーダーの考えは100%間違っているのか、考えてみてはどうでしょうか?

きっとお互いの情報を共有し合い、話し合えば、もっと良い意思決定に繋がるはず・・・

読んでいただき、ありがとうございました。
この記事を読んでいただいた皆様と一緒にこれからも成長していけたらと思います!

応援いただけると、非常に嬉しいです。 全力でいい記事を書きたいと思います。 よろしくお願いします。