よーし、ワナビのみんなにクリスマスプレゼントじゃあ！

　といってもあたくしからあげるものではない。天から与えられるものである。そのプレゼントの名前を「順番」という。

　今年もデビューした人がおったわなあ。noteを見てるだけでもぎょうさんいてはる。これからコツコツやり続けるんだろう人もいれば、もう働かなくていいレベルの人もいる。たくさんの、いや何人かのそういう人たちをたくさんというのは変かもしれんけど、ピラミッド、ピラミッド状で考えればね、上に行くほど少なくなるとはいえ、そこでもけっこうな鍔迫り合いがあって勝ち上がってデビューしてんだろうから。新人賞や商業デビュー、それらはたくさんの人々の屍の上にあります。選ばれた少数がようやくデビューなんです。じゃあ結局たくさんじゃねえじゃん、ほんの少数がデビューじゃん、となって、いまスパークリングワイン飲んでるんで論理の破綻など当たり前じゃん、となって。

　何がいいたいか。そう、順番の話だった。これを分かち合おう。フォローしてたあの人が商業デビュー。次はあなただ。どっかから流れてきた記事で初出版報告。次はあなただ。なんか書いてたらカネになった。次はあなただ。そういうのの次でなくても、次の次、またはもっと先、いつかはあなただ。

　次の次だのもっと先だの、希望がないように思うか。もう待てないと絶望するか。だがやり続ける限り順番は巡ってくる。やってりゃなんとかなる。悠々とサインの練習でもしていたまえ。順番だから。呼ばれたら出ていけばいいだけだ。これをもってプレゼントと呼びたい。ただの順番なんだぜってな。