空に落ちる
小学生の時に、鉄棒を使って ぐるぐる体を回す遊びをしてました
頭を下にして、地上スレスレに頭を持っていきながら、私の足の先に広がる青空を見つめた
その青を見つめていたら
ふと空に落ちそうな感覚におちいる
もし
この手を離したら
真っ逆さまに自分は
あの青の中に落ちていく
つかまるものも、着地するものもない中で 自分はどこまで落ちてしまうんだろうと考えると
不安と未知へのワクワクが入り混じる不思議な感覚を私は覚えた
大人になった 今も青空をみると
その記憶が蘇るんですよね
重力よ
明日も正常に作動してくれ
私をこの地上にくっつけてね
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