教育者の孤独と幸せ
幸せになる勇気 No28 貢献という幸せ
教育者やカウンセラーは、孤独である。
確かに、そうだと思います。
本書でも、「誰からもほめてもらえず、労を労われることもなく、みんな自力で巣立っていく。感謝すらされることのないまま」と言われます。
では、それで良いと思えるには…
「貢献感のなかに“幸せ”を見出すのです。それしかありません」と哲人は言います。
貢献感、少し難しい表現ですね。
具体的に、どうするか?
「自分の人生は、日々の行いは、すべて自分で決定するものなのだと教えること。そして決めるに当たって必要な材料-たとえば知識や経験-があれば、それを提供していくこと」
しかし、それは、放置することとは違う。
「子どもたちの決断を尊重し、その決断を援助するのです。そしていつでも援助する用意があることを伝え、近すぎない、援助ができる距離で、見守る」
昔、私は、先輩臨床心理士から言われたことがあります。
「クライエントさんの肩越しから、クライエントさんが向いている方を一緒に眺める感じかな。伴走に近いかも…」
今思うと、その通りだな、と思います。
前から引っ張ったり、背負ったり、そりゃ、クライエントさんや子ども達は喜んで任せてきます。
その辺りの匙加減は、本当に難しいなぁと思います。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?