見出し画像

「いとみち」を観る

津軽三味線とメイドカフェ観る

青森舞台の青春映画
監督、主演共に青森出身で現地ロケのメイドイン青森映画
土地名挙げて根付いてる邦画少ないですから

横浜聡子監督でハードル高めも余裕のクリアでとても
良かった。
津軽弁、三味線二つの壁超えての駒井連に拍手であります

祖母に育てられの強い訛りで言葉少なく内向的な少女
いとの成長記
彼女の成長が周りも巻き込んでです。
縁薄そうなメイドカフェのバイト応募からカフェの
個性的な仲間に溶け込んでゆくゆったりとした前半

いとも家族も仲間も揺れる後半は一気にエンドまで
このメリハリなかなか良いです

物語でなく人物の心動かすシーンが今浮かぶのでもいくつか
心が動くと物語も自然と動きますけど。
どれも素晴らしいですが言葉ほぼ無いのがさらに素晴らしい

言葉無いと言えばいとは幼い頃に母を亡くしています。
父は妻を。祖母は娘を。
故人について触れない家族でいとの母への想いも心の奥に
封印されたままで、彼女の内向性と封印された心は密接なよう。
ベースに流れる母への想い
成長した彼女の心が解放される瞬間は感動的であります

三味線の師匠でもある祖母役西川洋子さんは名人高橋竹山の
一番弟子だそうです。
竹山モデルの映画「竹山ひとり旅」も素晴らしいです

この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?