見出し画像

ブランディングセッションを4/27(木)開催

「4月度ブランディングセッション」のテーマは「高齢化」

僕が代表を務める株式会社クエストリーでは中小企業の経営者のネットワーク「ブランディングクラブ」を主催している。「ミッションを掲げ、その実現を目指す」会員が現在全国に24社いる。

ブランディングクラブでは「ブランディングセッション」を年に4回開催している。以前はリアルだったが、コロナ以降はオンライン開催だ。今年のテーマは「社会課題」、1月のセッションでは「気候温暖化」を取り上げた。

4月27日(木)に開催するセッションでは「高齢化」をテーマに取り上げる。ゲストスピーカーを誰にしようかと考えているときに、鎌田實先生の著書を読んでいて、「株式会社 高齢社」の存在を初めて知った。

高齢者に「働く場」と「生きがい」を提供する「株式会社 高齢社」

早速、同社を立ち上げた創業者の上田研二さんの著書『私はやった、あなたもできる!』を取り寄せて読んでみた。これが実におもしろかった。残念ながら上田さんは2021年にお亡くなりになられた。

1938年生まれの上田さんはもともと東京ガスの社員であり、東京ガスの赤字子会社を立て直すなど立志伝中の人だという。90年代、当時の通産大臣だった橋本龍太郎氏の講演を聞き、高齢化社会の到来を予感した。

高齢化社会で起きる「労働者不足を補うのは誰なのか?」を考えた末、会社をリタイアした人たちが働く姿を思い描いた。高齢者に「働く場」と「生きがい」を提供しようと考え、2000年に「株式会社 高齢社」を設立した。

株式会社 高齢社のHPより

現在の登録者数は1,170名、登録者の平均年齢は71.6歳

同社はシニアに特化した人材派遣会社であり、経験が豊富で、気力・体力・知力があるシニアに働きがいを提供している。現在の登録者数は1,170名で、就労中の方が404名、待機中の方が715名。登録者の平均年齢は71.6歳だ。

派遣業務は東京ガス関係が約64%、ガス工事関係、事務作業、倉庫管理、営業・業務用需要家巡回業務など多彩だ。東京ガス以外の業務は営業業務補助・運転補佐、レンタカー受付、スーパーマーケット各種業務などがある。

まさに今回のテーマに「株式会社 高齢社」はふさわしいと思い、現在の代表取締役社長の村関不三夫さんに講演をお願いし、ご快諾を得た。それにしても、「高齢社」という社名は、ブランディング としても秀抜の一言だ。

QRコードを読み取ると申し込みフォームに入れます

「きょうよう(今日の「用」)」と「きょういく(今日の「行く」)」が必要

先日、同社を訪問し、村関社長とお会いさせていただいた。お話を聞いて、あらためて素晴らしい会社だと実感した。シニアの特性を活かし、無理なく安心して働けるための仕組みが実に良くできているのだ。

上田さんは、高齢者には「きょうよう(今日の「用」)」と「きょういく(今日の「行く」)」が必要と語っている。「働くことはお金の問題というよりも、社会とつながっていることに価値があります」と村関さんは語る。

少子高齢化で労働力は加速度的に減少する。人材の採用・定着・成長は経営にとって重要課題だ。高齢者の活用は中小企業にとって不可避かもしれない。高齢者の経験と特性を活すことに成長の鍵があるように感じる。

クラブ会員以外でも参加可能です(参加料は3,000円)

ぜひ、村関さんのスピーチをお聞きいただき、高齢化社会における高齢者の活躍のシナリオをともに考えましょう。クラブ会員以外でも3,000円で参加できます。詳細とお申し込みは下記をご覧ください。

こちらの記事もお読みいただければうれしいです


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?