言葉と思想

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最近の記事

気まぐれ日記(2024年3月)

3/2(土) 友達が家に来てくれた!それ自体はとてもうれしいことなのだが、二人でひいひい言いながら確定申告やったのは、悲しいことでした。去年もやってるのに、春が近づくとすこーんと記憶から抹消されてしまう。 思ったよりも早く終わったし、いつも(これで合ってんのかな…)みたいな微妙な感じでeTax送信する。 3/5(火) 昨日は彼氏が飲み会に行っていて、ひとりで夕飯をたべたのだけど(飲み会でなくてもたいだいひとりなのだけど)。それはさておき、彼の帰りが遅くて、なかなか寝付けなか

    • 気まぐれ日記(2024年2月)

      2/4(日) 母と弟が泊まりにきた。弟が私のハンバーグを食べたいとリクエストしてくれたので、昼間すぎからせっせとこしらえた。作ったことのない小さなサイズを2つがフライパンで並んでいると何とも言えない穏やかな気持ちになる。いつも行くスーパーに昼過ぎに行くと、なんと駐車場の空きを待つ行列ができていて、近隣の道が大渋滞となっていた。クリスマスでさえもこんなに混んでいなかったのに何事かと、中に入ると恵方巻のコーナーにすごい数の人がいた。普段でも、カートがすれ違うのにも苦労するくらい狭

      • 気まぐれ日記(2024年1月)

        1/3(水) 弟とイオンに行った。お昼をフードコートで食べるために、席を取って、待っていてもらい、スガキヤに並んでいたのだが、思いほか列が長くて進みが遅い。彼らの集中力が切れてしまいそうになっているのが、列から見える。 とうとう弟たちがテーブルから席を立って、こちらに歩いてきてしまった。この子たち全然待てないやん…私のカバン置き去りだよ…そんなこともあろうかと貴重品は手に持っているけどさ。 弟たちとはたまにしか会えないので、何ができて何ができないのか線引きが難しい。最近はでき

        • 夫が子どもに元カノの名前を付けていた、みたいな話

          最初に言っておくが、タイトルに惹かれて読み始めた人には、みたいな話であって、怒りや憎悪に満ちたものではないと断りを入れておく。 私の母はシングルマザーで、幼いころから母の手ひとつで育ってきた。強くて優しい母だ。そんな母には物心つく前から恋人がいて、月に何度か家に来て一緒にご飯を食べたり、長期休みになると旅行に連れて行ったりもしてくれた。私にとって彼は父親そのもので、宝物のように大切にしてくれていた。彼も、私と同じように母親に育てられた子どもだったらしく、 私が寂しい思いをし

        気まぐれ日記(2024年3月)

          私が席替えの権利を持っていた

          学生の頃、席替えの前になるとにそわそわして、たまらなくなったのは私だけじゃないだろう。 もう幾度となく席替えを経験してきたけれど、その中でも忘れられない席替えの記憶がある。 その席替えは私が高校2年生の頃に遡る。 当時の担任の先生は、みんなから「奈美ちゃん」と呼ばれていて、古典と現代文を教えていた。 とにかく気品とユーモアにあふれた女性で、ホームルームが始まると「ごきげんよう~」と皇室さながら優雅に教室に入ってくるのに、授業の冒頭15分ほどたっぷり使い、いかにとらやのおは

          私が席替えの権利を持っていた

          博士課程後期(D2)の彼女③ 〜いいこと編〜

          こちらの続きです。いいこと(メリット?)編! (人のステータスや属性をメリットとか言っちゃうのダサいけど、便宜上メリットとさせてください) メリットとは言っても、ドクターになるから付き合ったわけではないのでパっと思いつくものは少ないのですが… 1.周囲からの評価(期待値)が高い これは周囲の人間の価値観に大きく依存する話ではありますが、私が恋人を家族に紹介したときの感触は大変良好で、「大学院で研究をしている、勉強がすごく好きで優秀な子」というような感想だったと記憶してい

          博士課程後期(D2)の彼女③ 〜いいこと編〜

          博士課程後期(D2)の彼女② ~お悩み編~

          こちらの続き… 博士課程後期の恋人の、お悩み編に突入します。あくまでも個人の感じた範囲内なので、悪く捉えすぎないで読み進めてください。 1.将来不透明すぎ これに尽きると言ってもいいくらいなのですが、本当に先が見えません。一寸先は闇です。 まず、卒業条件が「3年で卒業できるかもね~」なの、あまりに不条理…(卒業条件には大学や学部によって差異があると思います。)私の恋人の場合、卒業までに論文を3本書くのが条件でした。ゆえに、スランプに陥ったり、研究がうまくいかなかったり

          博士課程後期(D2)の彼女② ~お悩み編~

          博士課程後期(D2)の彼女①

          恋人が博士後期課程(学生)って、案外レアケースかなと思ったので、これから恋人がそうなりそうな人や気になる相手が進学しようとしている人に向けて書き記します。 まず、私と恋人についてすこし紹介します。 恋人(26)地方国公立大学 博士課程後期(D2)在学中 私(24) 社会人3年目 私立の文系大(学部卒) この接点のなさそうな二人が出会ったのは、今や大航海時代と化しているマッチングアプリで、私が学部4年生、彼が院1年生の秋口でした。 暇を持て余していた私に捕まった彼は、あれ

          博士課程後期(D2)の彼女①

          意図的に誰かを傷つけたことがあるか

          誰かを傷つけた経験というのは、多かれ少なかれ誰しもあると思う。自分で言うのもおこがましいのだが、私という人間は根本的に優しい。 友人や上司、恋人や家族、どんな人と話すときも言葉を選んでいる意識はあるし、なるべく人とは穏やかな関係でいたいと思っている。 ただ、相手が傷つくことを分かっていながら、意図的にそれを辞めることができなかったことがある。そのことを今になって、少し反省したので、懺悔の意味も込めてここに書き記しておこうと思う。 高校生の頃、恋人と別れたばかりの私には気

          意図的に誰かを傷つけたことがあるか

          洗脳で同棲

          恋人とは付き合って2年ほどで、去年の末に私たちは同棲を始めた。今のところ仲良くやっているし、ふたりで暮らす生活がようやく馴染んできた。 今でこそ、一緒に生活するようになったのだが、ここまで来るには(かなり)大きな壁があった。 たしか、あれは付き合いたての頃だったと思う。その時、私は社会人一年目で右も左も前も後ろも分からず、ほとんど毎日のように泣いて帰ってきていた。そんな彼は大学院2年で、ちょうど就活をしている頃だった。お互いに自分の目の前のことで頭がいっぱいで、余裕がない

          洗脳で同棲

          ミルクのにおいは、もうしないけど

          先日、6か月の赤ちゃんを職場の先輩が連れてきていて、久しぶりに赤子に触れた。 ぎゅっと強く握り返す小さな手が、いじらしくてどこからどう見ても、かわいいのオンパレード。そんな彼を抱っこさせてもらうと、彼の頭から懐かしい匂いがした。ミルクのようにやさしくて、あまいにおい。赤ちゃんのときにしか嗅ぐことのできない何とも言えないあのにおいだ。 ふんわりとくすぐられた嗅覚が、5歳と4歳の弟たちが赤ちゃんだった頃のことを思い起させる。 母が高齢だったこともあり、切迫早産で、彼らは100

          ミルクのにおいは、もうしないけど

          血糖値と葛藤

          眠たい。あまりにも眠たい。 本日も、昼食後の血糖値爆上がりが甚だしい。 朝食をしっかりとるだとか、食後のデザートは控えるだとか、理屈ではそうしたほうがいいと思ってはいるが、朝は少しでも長く寝ていたいし、食後はカントリーマアムをつまみたい。 最近は、昼食を近くに公園で食べている。狭い公園だが、テーブルとベンチがあり、昼頃はちょうど半分が日向に半分が日陰になる。 寒い日は日向に、暖かい日は日陰に、座ることができるハイブリッドな公園なのだ。 恋人と一緒に暮らし始めてから、お弁

          血糖値と葛藤

          ときめきってなんだっけという話

          交際約2年の恋人がいる。 付き合った当初から、恋人はいつも穏やかなやさしさを忘れない人だった。いつだって私のことを、褒め、かわいがり、大切にしてくれた。 そんな彼との日々にときめきって最近あったっけ、とふと思った。 私の写真をみつめる健やかな笑顔。私の作ったご飯をおいしいともりもりと頬張るお口。すやすやと健やかに眠る寝顔。愛くるしい彼の断片たちを、脳裏に浮かべることはできる。だけど、ドキドキした瞬間が思い出せない。 中学生の頃、私はドキドキしなくなることに、恐れを抱い

          ときめきってなんだっけという話

          日記のような雑記

          2022年7月12日(火) 今日は曇っていて幾分か涼しかったため、職場でクーラー戦争が勃発していた。私は、14時を過ぎたころからおでこにじんわりと汗をかいていて、エアコンつけて~と心で祈りを捧げていた。 そんな私を見かねてか、上司が「暑いでしょ~」とスイッチを入れてくれた。しかし、戦士の休息も束の間、退勤時刻も迫る17時ごろ、吐き気がしてきた。午前中の戦場で飲み物が空になっていたものの、外に出るのが億劫だったため、午後は水分なしで過ごしていたことに気づく。 気づいたころに

          日記のような雑記

          芥川龍之介短編集

          誕生日やホワイトデーのお返し、何かのご褒美には図書カードをねだる子どもだった。 歳を重ねるごとにその額は増え、中学生になるころには年間おおよそ5万円分の図書カードをもらっていた気がする。中学生からしたら大層な金額だが、それをすべて書籍に使っていた。 母も本ならいくらでも読みなさい、と最初は感心していたものの、登下校も授業中も布団に入って眠りにつく直前までも本を読む私を見て、このころには半ば呆れていたと思う。 そんな本の虫である私がどんな英才教育を受けて本を読むようになっ

          芥川龍之介短編集

          人生で一番おいしいカフェオレに出会った話

          休日はどう過ごしてるんですか?というありきたりな質問は、その次に会話を産むための合言葉だと思うのだけれど、正直返事に困ります。 だって、昼過ぎまでベッドでぐうすか眠っているだけで、(趣味といえる趣味もないし)、「あ、たまにパン屋と喫茶店に行くくらいで...」という具合だ。 そんな私はよく晴れた土曜日、まだ8:30だと言うのに電車に揺られている。 湖に向かうのだ。その湖はキスイコというらしい。海水と淡水が混じり合っている。全周60kmほどの湖のほとりに沿って、20kmほど

          人生で一番おいしいカフェオレに出会った話