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【全文無料】現代社会をイメージで爆速理解! 気候変動編(社会人、学生向けインプット)

おはようございます。ロードです。今回から、現代社会の知識要点まとめのnoteを作っていきます。

今回と次回は環境についてですが、その後はエネルギー、生命、情報という感じであらゆる分野を学んでいきます。

現代社会の課題

これがこの単元を学んでいくうえでの大きなトピックです。私たちが住んでいる現代社会では、今どんな問題が起きているのでしょうか。

平和に暮らしているため実感がわかないかもしれませんが、世の中には様々な問題があります。では、その課題を一緒に見ていきましょう。

テーマ:環境問題 

今回と次回にかけて、地球環境問題とそれに対する各国の取り組みを中心にやっていきます。

今回は主に環境問題についてです。


人々の営みと環境問題

私たち人間は、自然に働きかけをすることで工業を発達させていき、経済を発展させてきました。しかし、それにより様々な環境問題を起こすことがあります。

具体的には、大気汚染水質汚濁土壌汚染などです。

こうした問題は、一つの国、地域にとどまらず、地球全体にかかわることです。このような国境を越えて地球規模で影響を及ぼす環境問題のことを、地球環境問題といいます。

しかし、この環境問題については世代間で意識の違いがあります。深刻に思っている世代もあれば、そこまで深く考えていない世代もいる。このようなギャップのことを、世代間倫理といいます。


気候変動(地球温暖化)

地球温暖化の原因は何だかわかりますか?いろいろ理由がありますが、教科書によると大きな理由の一つが、二酸化炭素などの温室効果ガスの増加だそうです。

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化石燃料→温室効果ガス→気候変動

その温室効果ガスはなぜ増加するのかというと、化石燃料を多く消費するからだといわれています。

それにより気候変動が起こるのですが、具体的な例を挙げると、動物の生育地域、植生の変化、異常気象などです。

近頃日本でも地震などの自然災害が多発していますが、それも気候変動の影響なのかもしれません。

特に沈みゆく国といわれているツバルでは、近年海面上昇による高潮被害が報告されています。

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※イメージです。

この気候変動に対応するべく、IPCCという機関が設置されました。この機関が呼びかけている対策は大きく分けて2つあります。

一つ目は気候変動を「緩和」するための対策です。節電・節水などをすることで温室効果ガスの排出量を減らし、温暖化をできるだけ遅らせようというものです。

もう一つは、気候変動に「適応」するための対策です。それは、変化していく環境に適応した社会・経済を作ろうというものです。

私たちが今できるのは緩和のほうの対策です。私も、今pcを使ってnoteを書いてる身ですが、節電・節水などを心がけようと思います。


熱帯林の減少

温暖化には化石燃料だけでなく、熱帯林の減少も関わってきます。

その原因としては、輸出用の木材として業者が大量に森林を伐採すること、人口増加により燃料として伐採される木が増えたこと、牧場や農地として開発されるような土地が増えたことなどが挙げられます。

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※画像はイメージです

学校で習ったように、木は光合成をすることで二酸化炭素を吸っています。その木を伐採するわけですから、当然二酸化炭素の吸収量が減り地球温暖化が加速します。

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また森林を住みかとしている動物たちも多くいるので、木を切りすぎることで野生動物の種の絶滅が起こり、生態系の破綻を引き起こします。


オゾン層破壊

化石燃料の消費と、熱帯林の減少により、地球温暖化が起こるということを前述しましたが、原因はそれだけではありません。

エアコンや半導体に使われるフロンガスという物質も、地球に深刻な影響をもたらしています。

フロンガスは化石燃料と同じように温室効果ガスに分類されるものです。     ※フロンガスは温室効果ガスの一つですが、化石燃料ではないので注意

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画像引用:気象庁

このフロンガスは成層圏で化学反応して、大気中にあるオゾンという物質を分解します。そうやって分解されたことで穴のようになった部分をオゾンホールといいます。

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このオゾンホールは主に北極や南極で拡大しています。図は南極上空のオゾンホールです。

このオゾンホールの拡大により地球に入ってくる紫外線量が増加し、皮膚がん白内障などの病気や農作物への影響も懸念されています。

これに対し、1987年にカナダで、フロンガスなどの有害物質の排出規制を目的としたモントリオール議定書が採択されました。


フロンガス・化石燃料の消費・森林伐採などにより、気候変動(地球温暖化)が起こり、それにより種の絶滅や白内障など、自然と人間に大きく影響を及ぼすことが分かったと思います。

では最後に、化石燃料の消費やそれに伴う温暖化による現象で、取り上げてなかったものを、2つほど紹介します。


砂漠化

一つ目は砂漠化です。砂漠化とは、もともと植生に覆われた土地が不毛地になっていく現象を言います。

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簡単に言えば、砂漠になっていくことです。

砂漠化の原因は気候変動による降水量の減少、過放牧・科伐採などです。

特に被害が大きい地域は、サヘル地域アラル海です。


サヘル地域(アフリカ)

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アラル海 

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上の図は2009年のものです。水が干上がっていることがわかります。

砂漠化で住めなくなった難民はほかの国へ行くので、そのことも問題となっています。


酸性雨

酸性雨とは、その名の通り酸性の雨が降る現象です。

酸性雨を引き起こす原因となるのは化石燃料です。化石燃料の消費により硫黄酸化物窒素酸化物といった有害物質が排出され、それが大気中の水蒸気と結合することで、酸性雨が降ります。

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図にあるように、酸性雨により森林枯死が起こったり、石像や建物のコンクリートを溶かしたり、湖沼の酸性化で魚が死滅したりと、様々な悪影響があります。

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窒素酸化物硫黄酸化物PM2.5などの有害物質は国境を越え、今や全世界に広がり、社会問題となっています。

終わりに

というわけで今回は、環境問題についてまとめてみました。次回はこういった環境問題に対する各国の取り組みを中心にみていきます。

各国の取り組みというのは、各国が結んだ条約や会議などです。

長い名前の条約や会議などが多く出てくると思いますが、しっかりと今回の内容を復習して、次に進んでください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。また次回お会いしましょう。


次回


参考文献・画像引用 

ライブドアニュース、 Wikipedia、富山県、photo AC、気象庁、なごや環境大学 


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