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俳句 くろはえ

七月になっても黒南風を浴びて



自分でお題:多湿


分けて書くと

七月になっても
黒南風を浴びて



季語は?

七月は、晩夏(ばんか)の季語。7月(晩夏)に使うことができます。
黒南風(くろはえ)は、仲夏(ちゅうか)の季語。6月(仲夏)に使うことができます。

暗くどんよりとした梅雨の長雨が続く時期に吹く湿った南風のこと。

黒南風(くろはえ) 仲夏 - きごさい


この俳句は、季重なりになっています。

連句・俳句で、一句のうちに季語が二つ以上入ること。

季重なり(きがさなり) とは? -goo辞書



場面

数日前。歩道で、南からの湿りに湿った風に吹かれ、全身がどんよりとしました。この風は――6月にも吹いていた、あの風と同じ!
黒南風(くろはえ)です。

ところが、検索してみると、季語として使える時期は終わってるのでした。実際には吹いているのに納得できない! という思いを素直に込めて詠んでみました。



詠んだ日

2024年7月11日
65句目


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クリコレ


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