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覚悟のススメ

いきなりですが…人生は選択の連続ですよね?

この投稿すら、書き出しをどうするか?も選択の結果です。

進学や就職などの進路から、レストランで何を注文するか…まで。

人は常に、大なり小なりの選択をしています。

ダンスの振付も全く同じこと。

右足から出るか、左足から出るか…なんて一歩目で迷っていたら、全く先に進めません。

とりあえず動いてみて、違うな…と思ったら、またやり直せば良いのです(それが出来ない人は、創作は出来ません)。

周り道な様で、後に振り返ると。それが人生に必要なプロセスだった…ということは、誰にも必ずあるもの。

行動する中でこそ、人の思考はクリアになるから。

小説家も全てを設計図通りに書く人ばかりでなく…

むしろ書くという行動で、何を書くべきか?というインスピレーションを湧かせると思うし。

科学者や数学者が、散歩中に発明のアイデアが浮かぶ…などはまさにそういうこと。

脳もカラダの一部なので、全身が動くことで機能するのです。

それが本当の「連動」。

物事を決断する時に起こる「迷いの原因」も、ここにあります。

立ち止まって悩んでも、答えは見つかりません!

思考は…湧き出るインスピレーションを整理出来ても、決断するのは「肚」だから。

昔から日本語は、心理をカラダの部位に当てて表現しますよね?

「肚」を括る
「肚」が座る
「肚」を決める
「胸」を借りる
「胸」を貸す
「腰」を入れる
「腰」が引ける
「手」を出す
「手」を引く
「手」が合う
「足」が竦む
「足」取りが軽い
「足」が重い
「耳」を澄ます
「耳」を傾ける
「耳」を揃える
「鼻」が利く
そして
「頭」打ち…など。

大事なことを決めるには、熟慮する必要はあるけれど、最後はヨシ!と決意する「肚」からです。

レストランで何を注文するのか、なかなか決められない人は「迷いの沼」に落ちている状態。

では、何故迷うのでしょう?

簡単です。

自分が何を食べたいか?
を感じ、ココロに素直になれば即決出来るのに…

自分が何を食べるべきか?
を考え過ぎて「迷いの沼」にハマるわけです。

では何故考え過ぎるのか?

失敗したくないから
選択を後悔したくないから

未来に少しでも安全を求めるなら、そういう思考になるのも仕方ありませんね。

これは遺伝子レベルでも言われているのですが…

2022年8月の「ホンマでっかTV」より

セロトニンを再利用する、脳内のセロトニントランスポーターにはL(ロング)とS(ショート)があり、タイプとしてはLL型、SL型、SS型に分かれるそうです。

日本人にはSS型が多い…つまりセロトニンを再利用する機能が低いのだそうで…

つまり日本人は緊張しやすく、不安になりやすい民族ということ。

不安だからこそリスク回避能力が高く、開発した商品の安全性が高いという長所がある一方…

前例の無い挑戦や、新しい発想が苦手だったり。

新たな発想で物事に取り組む人を、同調圧力で潰したり…という面も日本社会にありがちな現実。

出し抜かれることへの不安…

我慢を美徳するがあまり、自分らしく突き抜ける人に対して「嫉妬」が生まれるのでしょうね。

アメリカ人はあがりにくく、パフォーマンス能力が高いのも、遺伝子によるらしいです。

人前で堂々パフォーマンスするのも、日本人ほど緊張しないのだとか。

アメリカにオーディション番組やダンスコンテストが多いのも…彼らの遺伝子的特徴と、多民族国家という両面があるからでしょう。

アメリカのエンターテイメント産業が盛んなのは、アメリカ人の気質が支えているんですね。

では、日本人が最も能力を発揮するには?

やっぱり「肚」を決めることだと思います。

東日本大震災からの復興の早さは世界を驚かせましたが…

いざ!という時に「肚」を括って、今やるべきことを黙々とやり遂げる能力は、日本人の凄さの証しです。

昔から災害時にパニックが起こらず…被災者自らが支援活動を行うのは我々の"当たり前"

アタマで考えて立ち止まることなく…何をすべきかを行動しながら探そうとしますよね?

もちろん平和な日常で、四六時中「肚」を据えて生きるのも疲れそうだけど…

遺伝子的に緊張しがちな我々が、「脱力しよう!」なんてアタマで考えたら、余計に緊張するのは自明の理。

何故、緊張で固まるのか?

覚悟が出来ていないから…
「肚」が決まっていないから…

私は大袈裟でなく、40年間で相当数の舞台経験を積みました。

全くルールの違う外国のステージでも、幾度となく踊りました。

文化のベースが違う外国で自分の作品を何度も上演してきました。

その度、覚悟を決め「肚」を括って臨んだのです。

どんなステージでも、「肚」を決めると余分なチカラ(力み・緊張)は抜けるもの。
だから伸び伸びと動き、表現出来たと言えるでしょう。

未来は見えません…

そして不確定な道のりです。

絶対潰れない会社に就職しても、景気や株価の暴落で、リストラに合うかもしれません。

どんなに安全なクルマに乗っても、他のクルマにぶつけられたら事故は起こるのです。

未来に「絶対」は無い中で…
一つだけ「絶対」があるとすれば、自分の覚悟ですね。

「肚」を括って行動すれば、道は開けるもの。

私は会社勤めをしたことがありませんから、ボーナスというものをもらったこともありません。

でも世界中の人達と、ダンスを通じて笑顔の交流をしてきた、かけがえのないボーナスをもらっています。

お金で買えない体験は、覚悟して行動したご褒美です。

嫉妬で人の陰口を言う人は、本当に貧いココロの持ち主ですよね。

いつも隣ばかりを見て、誰かと比べてしまう…

表面は仲良く振る舞いながら、近くに居ない誰かの悪口を言い合うことで…「偽りの一体感」を得ようとする浅ましさ。

そんな人生を学生から社会人になり、結婚してまで続ける人生って…幸せですか?

見えない未来だからこそ…
不安より希望を選択したい。
私はずっとそう思い、生きてきました。

希望を見る、見続けるには覚悟が要ります。信じ続ける覚悟です。

探検家や研究者、本物の芸術家は皆このマインドを持っています。

人生は誰かが決めてくれるのではありません!

だって誰しも自分の人生しか生きられないのだから。

私が大好きな明石家さんまさんの名言は「生きてるだけで丸儲け」。

そうなんです!
この世に生を受けて生きていることそのものが価値あること。

だから「肚」を決めましょう!

似非スピの様に妄想するのでなく、カラダで会得するには訓練が必要。

最後に宣伝めいてしまうけど…
そんな人を増やしたくて「腸トレ!丹田を極める」というコラボセミナーも開催しています。

自己啓発セミナーみたいな洗脳じゃないし、ごりごりの武術でもありません!

動きの練習を通して、自分のカラダとココロを繋げ、自分らしさを発見・確信するワークショップです。

笑顔が絶えない楽しい時間をいつも共有しているので、興味あれば是非!⬇️⬇️⬇️

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