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海苔とご飯のおいしい関係


おにぎり、海苔巻き、のり弁など、ご飯との相性抜群な海苔ですが、実はダイエット効果が期待できる食物繊維が多く含まれていることをご存知でしょうか。

食物繊維は、腸の中で善玉菌のエサとなります。この善玉菌の作用により、食物繊維を材料としてダイエットに効果的な短鎖脂肪酸が作られます。短鎖脂肪酸は腸から吸収されて、血液を通じて全身に運ばれますが、脂肪組織において栄養が取り込まれるのを防ぐことで脂肪が蓄積されるのを抑える作用があるのです。

海苔の歴史は古く、飛鳥時代の大宝律令たいほうりつりょうにその記述があります。朝廷へ納める年貢として海苔が挙げられており、高級品として取り扱われていたようです。

貴族が食べる高級品であった海苔が、現在のように庶民でも食べられるようになったのは江戸時代以降。養殖技術が発達したことや板海苔が登場したことで、庶民へと広まりました。

今やご飯のお供だけでなく、焼き肉やサラダなどさまざまな料理に使われている海苔ですが、歯につきやすいことをお忘れなく。油断してお歯黒状態にならないよう、くれぐれもお気をつけ下さい。


参考資料
藻類/あまのり/焼きのり - 01.一般成分表-無機質-ビタミン類 (mext.go.jp)
食物繊維の必要性と健康 | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)
次世代のスーパー物質!タンサ(短鎖)脂肪酸プロジェクト|江崎グリコ (glico.com)
海苔の歴史|海苔の基礎講座|海苔JAPAN(のりジャパン) (nori-japan.com)

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