サン・ジェルマン
名前:サン・ジェルマン
種別:パーフェクト・ホムンクルス
出展:民俗伝説
登場作品:『闇暦戦史:雷命の造娘』
性格:
常に沈着冷静で達観的分析観を宿す理知派。
閑雅な自信にも満ち、実際、それだけの才覚を養っている。
固有能力:
●不老(ただし〝不老〟と〝不死〟は必ずしも同義ではない)
●不老特性根源となる〈サン・ジェルマン細胞〉による無尽蔵の生命力と驚異的治癒能力
●〈サン・ジェルマン細胞〉の応用と東洋にて修得した〈気道〉を融合させた武術は、永遠の時間に培った体術と併せて高い格闘能力と発揮される
特徴:
物語の根幹を成す重要なキーパーソン。
ドイツ・ダルムシュタッドに聳える〈フランケンシュタイン城〉に〝ハリー・クラーヴァル〟の偽名で単身居城しており、主人公たる女性型人造人間〈娘〉を造り上げた創造主。
史実上にて時代を越えて出没している経歴が真しやかに噂されている怪紳士であり、その特性から〝不死身の男〟とも称される謎の怪人物。
古くは『バビロン王との邂逅』が噂され、そうかと思えば『エリザベス女王との謁見』等も語り継がれている。
いずれにしても叡知に長け、錬金術にも精通していたのは確かである。
かつては錬金術師による秘密結社〈薔薇十字団〉に属していたが袂を別ち流浪の歳月を過ごしていた(その永い時代の遍歴には、北欧神話の悪神〈ロキ〉やブードゥー教の死神〈ゲデ〉等と邂逅したりもしている)。
果てなき旅路の目的はただひとつ──自らが『死を得る事』である。
その研究成果や哲学理念を記した手記『神への重罪書』は、いつしか俗称『Fの書』と呼ばれるようになり〝生命神秘の解明〟に通ずる内容でもあるために知識探求者達からは『至上の禁書』として伝説にされてきた。
やがて中世ドイツに辿り着くと『生命創造』という対極な研究理念を掲げた貴族青年〝フォン・フランケンシュタイン〟と出会い、家族同然とも呼べる間柄となっていく。
だが、痛ましい悲劇の末に死別すると狂愛の虜囚と堕ち、両者の研究成果を融合させた理論によって〝生死の法則〟を克服──そうして生み落とされた科学怪物こそが〈娘〉なのである。
しかしながら、狂愛盲信的な親視点の前には〈娘〉の痛ましい苦悩の心境を汲む事は叶わず、結果として〈娘〉は同城から逃亡する事となる(『闇暦戦史:雷命の造娘』より)。
その凶行から非人道的な輩にも印象付くが、実際には彼自身も罪悪の念に縛られており、常時〝深き愛情〟と『生死倫理観』への板挟みな心境に苦しんでいた。
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