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社会人6年目、30歳です。一番好きな時間は、音楽を聴いている時間。映画・海外ドラマもよ…

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社会人6年目、30歳です。一番好きな時間は、音楽を聴いている時間。映画・海外ドラマもよく観ています。インドア派ですが、旅行も大好きです。よろしくお願いします。

最近の記事

『Be Here Now』 Oasis

Oasis再結成に肖って。 私が人生で一番聴き込んだ洋楽アルバムは間違いなくこちら、Oasisの3rdアルバム『Be Here Now』。今も昔も海外の音楽は全く詳しくないが、この作品だけは聴き込んだ記憶がある。 この作品、世間では評価が二分しているとよく聴く。1stと2ndを称賛するリスナーが多いあまり、"迷作"や"駄作"と批判されたり、逆にそういった声に反発して"名作"と持ち上げられたり。結局の所、この作品が名作かどうかは今でも判断が付かないが、Oasisのアルバムの

    • 『夏盤』 ASIAN KUNG-FU GENERATION

      みたいな作品があっても良いんじゃないかと思う。 アジカン×夏といえば『サーフ ブンガク カマクラ』というアルバムが脳裏に浮かぶ。もちろんこのアルバム自体はあくまで江ノ電がテーマだが、夏の情景を歌った曲は多い。それ以外にも、アジカンの曲には季節を歌った曲が意外と多く存在する。 それらを、彼らの"公式裏ベスト"『BEST HIT AKG Official Bootleg “HONE”』『BEST HIT AKG Official Bootleg “IMO”』(通称、『骨盤』『

      • 具合の悪くなる映画集

        今年に入って体調を崩すことが増えた。特に発熱を伴う症状が月に一回程度現れている。昨年までは感染症の罹患はあれど、それでも年に一回程度だった。今年現れた症状の中にも感染症起因のものも含まれると思うが、齢三十にして既に免疫力が低下しているのかもしれないと危機感を覚えている。 二日前にもまた高熱と全身痛が発症した。今はようやく落ち着いたが、コロナ/インフルの抗原検査は陰性、他に風邪の症状も全く無かったので病名も原因も不明である。 今回発症したタイミングは、家でとある映画を鑑賞し

        • 『HORIZON』 レミオロメン

          最近、レミオロメンの「南風」がTVCMで流れている。 あれ、この曲は冬の曲だったような、、、けど"南風"という風自体は夏の季節風だし曲調も爽やかなので合ってるか。 思えばレミオロメンというバンドの魅力は、どこかそんな違和感を覚えたり可笑しく感じたりする側面にもあったように思う。実際、「南風」のMVもコミカルだ。貫地谷しほりが緑色の公衆電話を持っている姿に時代を感じる。 私が人生で一番初めに好きになったアーティストはレミオロメンだった。現在は活動休止中だが、今でもいつだっ

        『Be Here Now』 Oasis

          記憶と学習

          若干旬が過ぎたが、音楽生成AIサービスのSunoとUdioの著作権侵害が訴えられている。 https://www.reuters.com/technology/artificial-intelligence/music-labels-sue-ai-companies-suno-udio-us-copyright-infringement-2024-06-24/ この音楽生成AIというのは既に有名なサービスだと思うが、Webブラウザ上で作りたい曲のジャンルや雰囲気をプロンプ

          記憶と学習

          『Your Favorite Things』 柴田聡子

          直訳すると「あなたのお気に入り」。 私もその意図に漏れず、2024年のSpotifyストリーミング履歴をAPIで取得してみると、現状最も再生時間が長いアルバムがこの作品であった。まさに私のお気に入りと化している。 芸術作品はその良し悪しが受け取り手の感性に依存する。またその感性も鑑賞した時の機嫌とか体調によって異なるため、定量的に評価することが難しい。 一方で統計データは、ただの推測や今の気分に依存しない、定量的な値を提供してくれる。私が2024年これまでSpotify上

          『Your Favorite Things』 柴田聡子

          『ザ・ビュッフェ』 MONO NO AWARE

          物凄い作品だ。6/5(水)のリリースから何度聴いても、いつも異なるタイミングで感動して泣きそうになる。 現在いわゆるリリースパーティーとなるライブ『アラカルトツアー』を開催中のMONO NO AWARE。初日6/7(金)の東京公演も早速観てきたが、圧巻だった。ただ、この記事ではあくまでアルバムの話を。 アルバムタイトルの通り、この作品のテーマは"食"。 "食"は生活の基礎である。 私の考えでは、"衣食住"という三銃士の中でも"食"はもっとも根深く、時には気味悪く、その人

          『ザ・ビュッフェ』 MONO NO AWARE

          Inspired by "生活"

          というタイトルのプレイリストを作った。 事の発端は2022年12月にリリースされた羊文学の「生活」という曲に感銘を受けたこと。その時に感じた魅力に近しい手触りの曲をポチポチ追加していったらようやくある程度溜まってきたので整理してみた、という経緯だ。 まず羊文学の「生活」についてだが、この曲ほど聴いていて"救われる"と感じる曲は滅多に無い。 率直な心情吐露を通じて、綺麗事を真っ向から否定しながら歌われる"救われなさ"に、自分の生きるリアルな世界との密接な繋がりを感じる。根

          Inspired by "生活"

          『12 hugs (like butterflies) 』 羊文学

          ものすごく久々の記事。少しもやもやしたことがあったので吐き出したくなった。 4/21(日)に羊文学の横浜アリーナ公演『LIVE 2024 "III"』を観てきた。過去最大規模ということもあり楽しみにしていたのだが、ライブ全体を通してどっぷりと音楽に浸ることができず、パフォーマンスにどこか違和感を覚えてしまった。詳細は割愛するが、「もしかしたら今後、羊文学のワンマンライブには足を運ばないかもしれない」と思った瞬間さえあった。 家に帰ってから改めて彼女たちの音楽に浸ろうと思い

          『12 hugs (like butterflies) 』 羊文学

          夏プレイリスト

          茹だる炎天下がまだまだ続いているが、8月ももう少しで終わる。気温は一向に下がらないまま季節は秋に向かっている、はず。 というわけで夏も終わりそうな頃合いに夏プレイリストの話をしたい。 まず私は夏が好きなわけではない。暑がりな体質も相まって、外に出て少し歩いただけでも汗をかくのは正直不快だ。とは言えこの暑さが無いと、涼しい風が吹いた時の心地良さや、冷たい飲み物を飲んだ時の爽快感は味わえないのだろうなと思う。そうすると、真っ向から嫌悪感を抱くのは少し過激な気もする。そんなわけ

          夏プレイリスト

          散文

          4月以降、投稿が滞ってしまった。年初の決意はどこへやら。記事にできそうな体験は山ほどあったのだが、なかなか時間を取れずにいた。 記事を書けなかった理由の大部分を担うのが、未だに『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』をやり続けていること。さすがにエンディングを迎える気配は見えてきたが、かれこれ2ヶ月以上、平日の仕事終わりやら予定のない休日やら時間を見つけては勤しんでしまっている。もう世間では絶賛され尽くしているとは思うが、あのゲームは凄い。社会人になってあまりゲー

          散文

          最近の若いバンドが凄い ~ego apartment, えんぷてい~

          2022年は、多くの新しいアーティストとその素晴らしい音楽作品に邂逅したシーズンだった。 表題の2つのバンドはそれぞれタイプは全く異なるが、今最高に勢いに乗っているバンドだと思う。昨年Spotifyでたまたま見つけたアルバムに惚れ込んでいつか生で観たいと思っていた。 今週ようやく各々のライブツアーに訪れることができたのでその感想。 『EGO APARTMENT "TRANSIT"』@ Shibuya WWW 4/19(水)ego apartmentは2020年に始動した

          最近の若いバンドが凄い ~ego apartment, えんぷてい~

          『二十九歳』 Base Ball Bear

          二十九歳になってしまった。 思えば、Base Ball Bearの『二十九歳』というアルバムが発売された2014年、私は二十歳だった。当時は、二十九歳という年齢になる頃には、自分も豊富な社会経験を積み上げて余裕と貫禄のある人間になっているだろうなと想像していたものだ。 「三十路」の方が人生の節目としてはキリが良いが、彼らが"二十九"という数字をアルバムタイトルに冠したことで、より一層その数字に重みを感じるようになっていた。そしてつい先日、これまで意識してきた年齢にとうとう

          『二十九歳』 Base Ball Bear

          音源で知っていたはずのアーティストをフェスで知った

          SYNCHRONICTY'23。初めて訪れたがとても楽しいフェスだった。 渋谷のライブハウスを会場とした都市型サーキットフェス。わりと長い歴史のあるイベントのようだが、私が存在を知ったのはたった一年前の2022年春頃だった。これだけ実のあるライブ経験ができるなら、今まで行かなかったことがもったいないくらいだ。 前夜祭含め3/31(金)から3日間開催されたうちの、最終日である4/2(日)だけ参加してみたのだが、4/1(土)も行けばよかったかなーと結局後悔している。 この記

          音源で知っていたはずのアーティストをフェスで知った

          最近聴き込んでいる邦楽アルバム

          昨年よりも音楽のアンテナを高く保とうと決心した今年。色々深堀していくと、めちゃいいじゃんと思ったアルバムが2022年リリースだったりして、聴き逃しがとても多いなと感じている。 とりあえずこの投稿では、ごく最近知って聴き込んでいるアルバムをつらつらと上げていく。 『QUIET FRIENDS』 えんぷてい序盤は最近特に気になっているインディーロック界隈から。 昨年11月リリースの本作を聴き込んで心底惚れ込んでしまった、えんぷてい。ローファイな音作りで揺らぎながら浮遊するサ

          最近聴き込んでいる邦楽アルバム

          甘い目眩を求めて ~Laura day romance~ @ 渋谷WWW X 2023/1/29(日)

          2023年になってからいくつかの音楽ライブに行った。どれも素晴らしかったので記事を書こうかなと思っていたけれど、なかなか時間が取れずに書けなかった。 ところが、そんな言い訳もしてはいけないと思うほど、拙い言葉でも何か残しておきたいと思うほどに良いライブを観てしまった。 訪れたのはLaura day romanceのワンマンライブ「SWEET VERTIGO 2023」。 彼らは2022年に2ndアルバム『roman candles | 憧憬蝋燭』という大傑作を世に送り出

          甘い目眩を求めて ~Laura day romance~ @ 渋谷WWW X 2023/1/29(日)