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詩)僕が君を守りたい

満員電車のドアが開いて
降りて行った後ろ姿
窓越し見つけたその横顔
ああ、君のようだ

ああ、あれから何ヶ月か過ぎて
ようやく心鎮まって
週3ラリー続けている
女の子もいるんだけどなあ

頭の中さっきの横顔が回る
少しだけメイク濃くなった気がして
少しだけ寂しげな気がして
もしかしてって何で

あんなに気高かった君をそんなに
させているのはきっとあいつなんだろ
もし僕が君の隣にいたら
そんな顔させないのに

友達の友達から聞いた
君が傷つくことがあったと
いてもたってもいられなかった
履歴たどってメッセージ

僕はあなたが心配です。
落ち込んでいるのかな
僕はあなたの幸せを
ずっと願っています。

頭の中君の横顔が浮かぶ
少しだけほっそりした気がして
少しだけ強がりが見えて
もしかしてって何で

あんなに気高かった君をそんなに
させているのはきっとあいつなんだろ
もし僕が君の隣にいたら
そんな顔させないのに

あんなに気高かった君をそんなに
させているのはきっとあいつなんだろ
もし僕が君の隣にいたら
全力で守りたいのに

返ってきた君からの言葉
元気ですよ、と端的に
返信不要の意思込められた
ありがとうを見つめる

ああ、僕は何やってんだ
これは、ウザがられている
よこしまな気持ちしまって
あの子に電話しよう

あんなに綺麗な君の隣を
歩けただけで嬉しかったんだ
僕でもあいつでもない
誰かがきっともういるんだろ

あんなに気高かった君を
守りたいなんておこがましい
もし君が僕を忘れないなら
幸せになってほしいのに

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