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お金をかけない!かけるお金がない!…ならば中学受験をきっぱりやめる。

小学校から私立に行く人はまだそんなに多くはありません。やはり裕福なご家庭のご子息が行かれるイメージです。もちろん、行きたい学校に行くわけですし、そのことの利点は多大なのでその選択は良いことかもしれません。

けれども、中学校からは特別な理由もないのに私立に行かせたいという親が増えてきます。その理由がはっきりとしていません。周囲の雰囲気に流されていることも多々あります。

「みんなが受験するから」
「公立の中学はたいした授業をしていない」
「公立の中学には不良がいる」
「一流大学に入れたい」
「大学の系列校に入れて受験をさせたくない」

全部「なんとなく」なイメージで、「事実」と調べたわけでもありません。
特別に行きたい学校があるわけでもなく、自身の成績と、合格できそうな「偏差値」で、塾の先生と相談して志望校を決めます。

「みんなが受験するから」→たまたま仲良しグループの他の数人が受験しているだけだったり、受験する児童の多い地域に住んでいたり、
「公立の中学はたいした授業をしていない」→実際に地域の中学の学校公開日に見学に行ってみてはどうでしょう、成績の悪い子には補習してくれたり、成績の良い子には難しい問題を与えてくれたり、
「公立の中学には不良がいる」→想像だけで不安に思っていたり、
「一流大学に入れたい」→公立中からトップクラスの公立高校へ行けばいいので、何も妨げるものはないことを知り、
「大学の系列校に入れて受験をさせたくない」→12歳で受験するよりも、体も心も成長した18歳で、目的を持って受験する方がいいような気がする…志望する学科も12歳時点ではわからないけれども、18歳で自ら大学選びをする頃には目標が見えてくると思うから…

私立中学には、もちろん多くの利点があります。
ただ流されて「なんとなく」が気になるということなのです。

そもそも、「みんなが受験」「公立の授業はたいしたことない」「不良がいる」「一流大学に行きたい」「もう受験したくないからストレートで大学まで進みたい」なんて、自ら考える、そのことを知る児童はいないのです。
「本人がそう言っている」という場合は、身近な大人がそのようなことを話しているということなのです。

次回、
「あえて公立中学に進むメリット」をご紹介します。


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