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#26 今までは徒花

#なかじのじかん 、今週もよろしくどうぞ。

3週続けてきた「Choi's Artist」、まだまだ紹介したいアーティストは沢山います。今週は一息ついて思うがままのnoteを書いていこう。アーティスト紹介はまたやりたいです。それを仕事にし、毎日同じことを考えて過ごせているならいいけど、まあ他のことも考えますし、その時思ったことを書くのが一番素直にぶつけられるので。忘れた頃にやろう。(笑)

カバー写真にもあるように、ちょうど昨日一冊読み終わった本があります。

読書を日々の中でされている方はご存じ、ジュール・ヴェルヌ著「気球に乗って五週間」。

なぜ今ジュール・ヴェルヌか?というと、

2か月前くらい、妻と何となく昔見た好きな映画の話をしていて、Amazon primeをいじりだしたんです。妻は自分が面白かったり興味を持ったものの記憶はあるのに、固有名詞を忘れがち。「名前が出てこない」「あれ、あの○○というやつ」など、固有名詞の解答を求められるのがたまにあります。

それで、記憶に残っている映画は「バック・トゥ・ザ・フィーチャー」でした。

もちろんタイトルやメインキャラクター(登場人物)は知っているものの、逆に僕はちゃんと見てなかったので立て続けに全作品を観ました。

そこで一瞬映画の中に出てくるあの本が、まさにジュール・ヴェルヌの「海底二万里」。

映画のストーリーもそうですが、妻はこの「海底二万里」の確認が出来たことに大喜びだったそうで、数日後、ジュール・ヴェルヌの書籍を半分くらい購入していたという…(笑)

その中の「気球に乗って五週間」を借りて読んだ…ということです。

タイトルは「五週間」ですが、ストーリーのまさに大冒険はその期間よりも更に冒険しているように感じ、読み手はスリルや博士の類い稀い人間性にページは進みに進みます。特に男の子はハマったら大好きでしょう。
昔の作家さんはとにかく信憑性と情報量が半端ない。だから読み手も万全な物語の中に安心を見いだしながら読んでいけます。
かけ離れた優れた想像力だけでは、読み手の心は掴めない。バックボーンがどれだけ構築されているかが個人的には大事だと思っていて、そんな作品に出会うと嬉しくなります。

まだ一冊しか読んでいませんが、とにかくシンプルな冒険活劇です。その上、一緒に旅をしているような臨場感、時代背景と旅にまつわるあらゆる知識が満載で、ただ楽しむプラス知識も得られる、非がない一冊だと感じますね。

これは他の作品も楽しみだ。

この作品を数日かけて読んでいる中で、色々思うことがありました。
タイトル通りに、自分という人間は「徒花」という言葉が、今は、当てはまるな、と。

これが、常に努力したり、結果が出る直前まで諦めない気持ち、モチベーションを保っていたあとの徒花であれば、少しは自分の中で納得出来るんでしょうが、そうではないのが現状で
、寧ろ、甘い。

甘過ぎる。

自分で自分を急き立てなければ、本当にどうしようもないし、ただ口だけの、大多数の中の一人で終わってしまう。

結果を出すのはもちろんだけど、その過程にもっと集中し、その過程を楽しみ、怠惰な自分を許さないようにしないとと思ってしまった。

それくらい、甘いなと自分自身を感じている。

人にはどんな状況や人生になっても、前でも後ろでも進みたい道を進まなければならないんです。

その時に納得して進めるか。

理解して進んでいるか。

進んでいるのに、進むために必要な努力から逃げていないか。

ジュール・ヴェルヌに教わった気がする。

もっとピュアな自分でいいと。

自分が望むことに真摯で貪欲で、それにフォーカスし、エネルギーを存分に注ぐ。

ぶれない。

信じる。

色んな場所で、色んな人がそういうけど、そういうことなんだと思う。

自分を自分が一番信頼しないでどうする。

きっかけは何であれ、

今読むべきだったんだな、ジュール・ヴェルヌ。

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