450○ わかれみち
「わかれみち」
断りの言葉
断絶する、あるはずだった道が
目の前で消えていく
あの道はどうだったか
一寸先は闇であったか
天空へ駆け上がっただろうか
そのどちらも
今はもう知らぬままで
その他の道の上を今歩いている
心が鳴る
音が聞こえる方向が
答えではないかもしれない
それでもいい
迷いながら身体を裂かれながら
時間に乗っていくよりは
わかれみちは
いつでもどこにでもある
それは止まったままの私と
別れるとき
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なかじ
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