喧嘩腰の雨

背中に粒が当たる


冷たくて、生温い風と共に


乾いた道路で轢き殺された蛙が叫ぶ


「今世はだいぶ賑やかね」


ずぶ濡れの私が泳いだ


血腥いプールで

綴り続ける文が 貴方の何かに 棘のように刺さったのなら