【熱力学4】一般化された力【つり合いの条件】
状態空間上のある一点
とそこからすこしだけずれた点
を比較しましょう.これらの自由エネルギーの差を
と置きます.
自由エネルギーの解析的性質二つの状態間の自由エネルギー差は,状態をずらすのに必要になる最小の仕事ですが,それは準静的に操作をしたときの仕事であることを前回示しました.準静的な操作は,常に系を平衡に保った操作ですから,準静的な操作で移りあう状態間は滑らかに繋がっていることが期待されます.というわけで,「自由エネルギーは外部変数について連続,かつ(少なくとも片