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2021年1月29日 あの日から2年が経った

2021年1月29日、青年海外協力隊としての任期満了を迎えた。

また帰ってくるんだろうな、そう思いながら任地を去ってからあっという間に季節は進み雪もちらつく凍える冬を日本で迎えた。

たくさんのものを失い、絶望し、言葉にすることが苦痛でたまらなくて、このnoteを開くこと自体ができなかった数か月。

それでも同期がコロナと真正面から戦い、たくさんの人が苦しむなかでじっとしていることが耐えられなくて、帰国後2か月たらずでコロナ対応で戦場のように混乱する保健所で働き始めた。

任地の人々になにもすることができなかった悔しさを晴らすように一生懸命働いた。自分が日本にいる意味を見出すために必死だった。青年海外協力隊員としてコロナ禍を生きる意味を探すのに必死だった。

どうしてわざわざそんな仕事をするのか。どうしてわざわざアフリカなんかに行くのか。

私にも答えはわからない。でも私にはそうすることが必要だった。

今も保健所での仕事を続けながら、都内の新居で一人楽しく暮らしている。

真正面から受け止められないほどの喪失を経験したけれど、こうして任期終了を迎えこれはこれで貴重な2年間を過ごすことができたと前向きにとらえられている自分を褒めてあげようと思う。

いつかザンビアの人々、日本中の協力隊同期先輩隊員に再会できる日が来ることを祈って。

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