経済本を読んで見て、わからないなりにまとめて見た
どうも、大学時代は理系で勉強して、経済というものがわからないまま成人してしまった社会人です。
そんな僕が現代経済を学ぶ上でおすすめされた本が、最近話題になった
『父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』ヤニス・バルファキス (著), 関 美和 (翻訳)
読んでわかったことは、自分が分かっていないこと
経済というのは、”この本を読めば全てわかる!”というものではないのだと実感しました。
1つ解った事と言えば、権力者はいないという事だった。
厳密に言えば、権力があると思わされているだけだった。
権力者がいて、ある程度まとめる人がいて、労働者がいるという社会がずっと続いているという事だった。
権力は官僚、宗教、軍隊という風に時代によって形を変える。彼らは力を誇示して人々の領地を奪う場合が多い。
領地を奪い、場所を貸し出す。貸し出したところに人を住まわせ、そこから税を徴収していくというパターンである。
権力者 占拠→貸し出す→レンタル料徴収
こうすることにより、権力者に富が集まる仕組みが作られていく。
銀行の仕組みがやばい
銀行は合法的な錬金術ができる場であるという認識になった。なぜなら、彼らは架空のお金を作り出すことができる。
何言ってるの?と思うかもしれに無いが、本にそう書いてあるとしか言いようがない。
銀行はお金を借りに来た人に対して、どう対処するかご存知だろうか?
その人の口座に希望の額を打ち込むだけでいい、それだけでお金が生み出される。
さらに銀行はその借りた借用書は他の人に売ることができるらしい、全く損をしないっていうわけだ。
銀行は無いところからお金を作れる、お金でお金を作ることができる。経済が成り立っている限り無敵の機関ということがわかった。
市場社会は環境破壊に直結する
市場社会で、資本主義の世界に生きる僕たちは環境を破壊するでしかない。木も伐採しまくって、環境も汚染しまくる。
映画マトリックスの引用がとても印象的だった。
マトリックスの世界では人間vsAI(人工知能)の話なのだが、AIの親玉エージェント・スミスの言葉がとても納得のいくものだった。
「人類の分類を試みていた時だった。人類は哺乳類ではないことに気づいたのだ。すべてのこの星の哺乳類は、無意識に周囲の環境と調和を取って発展してきた。だが、人類は違う。ある地域に移動すると、人類は自然の資源を使い尽くすまで増殖する。そして、生息地域を広げることで生き延びてきた。同じような生きる有機体が、この地球上にももう1種類いる。わかるかね?ウィルスだよ。人類は病気なのだよ。この星のがんだ。君たちはペストで、我々が治療するんだ」
この言葉を聞いた時に、機械の正常判断により人々は駆逐されるのかもしれないと思えた。
人間は破壊行為しかしていない、ウイルスも人間を通して繁殖するためだけにいる。
市場社会に流されて生きると、とんでもない仕打ちに合う運命かもしれません。ここまで読んでいただきありがとうございました!
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