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抱かれるたびに「好き」が募っていくから、もっともっと抱いて欲しい

今日は新しい恋人と、初めて遠出のデートをした。
行き先は、横浜中華街~横浜にかけて。雨予報だったのがほとんど降らなくて、持っていった折り畳み傘は、出番がなくて少しだけしょんぼりしていた。

「君の行きたいところにいこう!」

と、言われてリクエストしたのは「横浜フォーチュンアクアリウム」という、名前があまりにも胡散臭い水族館(アクアリウム)と、エビチャーハンを食べるということ。

正直、フォーチュンアクアリウムは、期待していなかったんだけど、思ったより展示数は多かったし、きれいだし、午前中に行ったこともあり人が少なくてめちゃくちゃよかった。


私は魚を延々と見ていられるので、最後の方は若干飽きているのが伝わってきたけど、それでも私が熱心に見ていると待っていてくれたし、気に入った魚は私より近距離で見ていて、写真も撮っていて可愛かった。
(時折、私の表情を見ている視線も感じて少しときめいた。)

エレベーターで二人きりになったときに、急にハグしてくる貴方の直球の愛が照れくさくて毎回驚いて、だけど正直好きだ。

無事にぷりぷりで美味しいエビチャーハンも食べて、ビールも飲んで、少しショッピングして、横浜に移動して、クリスマスツリーもみて、夜は恋人に予定があったから、休憩がてらホテルに行った。
土曜昼下がりのホテルはダダ混みしていて、5軒くらいまわってやっと入れた。「みんなお盛んだな」なんて貴方が言うから「私達もね」なんて言って笑いあった。

何回行ってもホテルは正直照れくさくて「抱かれたい」と思っていても、そういうムードにするのが正直苦手だ。そして毎回絶対一緒にシャワーを浴びたいマンの恋人と、体型に自信がなくてお風呂はあんまり一緒に入りたくない私でいつも戦っているけど負けてしまう。今日はじゃんけん勝負で負けた。

今までの人は、正常位ですることがほとんどだったんだけど、貴方はくるくると体位を変えるからいつもドギマギしてしまう。
今日は対面座位をしたけど、自分のお腹がぽんぽこりんで集中できなかった。もっと気合を入れて痩せよう。

* * *

正常位で少し目を開いて、彼氏くんのかっこいい顔を見て、目が合うと少し微笑んでくれて、好きだと伝えると「俺も好きだよ」と囁いてくれる時間は、蜂蜜よりも甘くて美味しい。

終わったあと、はだけた胸元にくっついて、大好きな匂いに包まれているとき、私が世界一幸せな気持ちになっていることを、きっと貴方は知らないんだろう。

* * *

はぁ、好きだな、もう会いたいな。飲み会楽しくなくて早く帰ってきたらいいのに。もっとぎゅってしてほしいな、ずっとくっついてたいな。

「女性は、時間が経つにつれて、好きが大きくなる」っていうけど、ほんとだな。そんなスタンダードな感じが当てはまるのは癪だな。だけど、貴方に抱かれるたびに、好きが募っていってしまう。

もうすぐ付き合って一ヶ月。
来月も一緒に行きたいところがあるね、なんて予定を考えていることが嬉しい。”貴方が恋人”であることが、どんどん日常に溶け込んでいく。
きっともうすぐ元カレくんなんて心の底からどうでも良くなるくらいに、好きになってしまうんだろう。


元カレくんと別れて二ヶ月。
”君じゃない人が恋人であること”に感じていた違和感が、どんどん消えていく。あんなに大好きだったのに、君の癖、過去のnoteの記事を見るまで忘れちゃってたんだよ。

そういうふうにできている世界は、なんて愛しくて残酷なんだろう。

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