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水溜り

今日も仕事をする為足を運ぶ

朝の空気は澄んでいて鳥のさえずりも何故だか「行ってらっしゃい」と背中を押しているようだ

白線は今日も歪むこと無く真っ白で行き先を示している
これを辿っていけば道がありゴールがあるはずなのに辿り着かない

青い空は広く大きくどこを見渡しても無限の可能性で溢れている
私が見るソラは空っぽだった

皆それぞれ何を思い働いているのだろう

誰かの指示に従い私の意思なんて何も無い
上のご機嫌を取るため皆必死に荷物を運ぶ蟻のように

思いを一人一人持ち重い足を運び仕事へ

それでも理不尽な理由で怒られ嫌になるが私達は反面教師のようにたたずむだけ
自分がされた事をやり返す貴方達は中学2年生の生徒なのですか?
同じ生徒に嫌がらせを受けても何一つ動じない
はずなのに

上司と言うレッテルを貼られた生徒達に私達は今日もあらゆる事を押し付けられ笑顔で遊んであげる

今日は雨が降っている

社会を正当という名の妥当でしか生きていくしかできず下を向くと水溜りに波打つ自分が写っていた
思わずほんの遊び心で水溜りを蹴ってみると歪んだ自分が本当の姿でやはり社会は正直なのだと

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