読書について(後編)
●大学
『(国名)を知るための(数字)章』(明石書店)
タイトルで伝わる人には伝わるアレです。大学2年生のときヨーロッパ系のゼミに入ったものの、ヨーロッパって広義すぎてよくわからなかったから読んだ。広く浅く知るのに最適。最近出たリトアニアのも読みたい。
明石書店は大学に入ってから意識するようになった版元。テーマ設定がちょうどよくて、浅いのも深いのもあって良い。
『共産党宣言』(マルクス、エンゲルス)
1,500円くらいの予算でクリスマスプレゼントを交換した友人がくれた。センスよくて笑った。一生に一度は読むといい。
『歴史が面白くなる 東大のディープな世界史』(祝田秀全)
受験期に親がくれたけど、当時は世界史を楽しむ余裕なんて無かったからほとんど手付かず。大学に入ってちょっと視野が広がったときに読んだらちょうどよかった。地球儀片手に脳みそ整理するつもりで読むと面白い。
『恋文の技術』(森見登美彦)
森見登美彦の奇才さが光る作品。ちなみに技術面は1ミリも参考にならない。
『Bloom: Finding Beauty in the Unexpected』(Kelle Hampton)
ダウン症の子どもを持つ女性のエッセイ。障害児(表記について他意なし)を育てているとは思えない、明るい環境を先に知ってから興味を持った。明るくて優しくて創造力豊かな強い女性であることが伝わる。今はダウン症の子が進学するための奨学金制度を作ったりしてる。母校の大学図書館に入れてもらいました。
●現在
『教育行政提案』(高見茂、服部憲司)
たぶん教職課程とる人のための本。教育×行政に興味があったからちょうどよかった。研究者と官僚との両面から記述されてるのが珍しいと思う。
『蜜蜂と遠雷』(恩田陸)
恩田陸も小学生の頃から読んでるなあ。自分が音楽詳しくないから関連本面白いと思ったことあまりなかった。でもこれは本当に音が聴こえてくる気がした。登場人物の弱さも強さも好き。(マサルには一生共感できない)
●番外編
・詩
『詩のこころを読む』(茨木のり子)
地元図書館のジュニアコーナーに「自分の感受性くらい」が貼ってあって思春期に心の中で反芻してた。詩に馴染みがなくても分かりやすくて読みやすい。
『ゲーテ詩集』(郁文堂)
独和対訳。大学だと実用文とか小説ばっかだったから、表現の仕方が新鮮だった。単語がむずかった。たぶん現代詩とは文法が全然違うと思う。
・雑誌
『月刊MOE』(白泉社)
絵本やイラストレーターについてまとめてある。付録もシンプルだけど可愛くて集めたくなる。銀座松屋でやってた展覧会も可愛くて悶えた。
・漫画
『天使なんかじゃない』(矢沢あい)
1番好き。子どもに翠(アキラ)って付けようと本気で思ってた。
小学生『ブラック・ジャック』『浦安鉄筋家族』『花より男子』
中学生『銀魂』
高校『ひばりの朝』(ヤマシタトモコ)
大学『ハチミツとクローバー』
現在『この世界の片隅に』表現技法が独特でよかった
・教科書系
『字のない葉書』(向田邦子)
タイトルから想像つかない内容の深さが当時の私には堪らなかった。
『舞姫』(森鴎外)
内容はまあ。「多くの人が酷い男だと感じただろう。こんな話をどうして高校の教科書に載せているか考えてみて。」高校の国語教師(担任でもあった)から与えられた問いかけが心に残っている。答えに触れる機会が去年あったけど、理解はまだできていない。
思いつくだけ書いてみた
人に読まれると思うと、ニッチな作品は憚られるかなと思って「あー」って作品が多くなった。
興味があったら読んでみてください
おすすめとか教えてもらえたら嬉しい
写真は台湾の駅にあった本の自販機
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