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今、臨床3年目の自分に伝えたいこと

おはようございます!今回はいつもと趣向を変えて投稿しようと思います。内容は臨床3年目の自分に伝えたいことです。臨床というよりは仕事の考え方について書いていこうと思います。

ちょうど3年目になる時に僕は総合病院から整形外科クリニックに転職しました。そして2年半くらい経ちましたが、過去にタイムスリップして自分に声をかけるならこのような言葉をかけると思います。

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①相手の期待値は何かを考えてリハビリする

患者さんの中には
・痛みを減らしたいと思っている人
・運動したいと思ってきている人
・マッサージをしてもらいたいと思ってきている人
などそれぞれ期待する理由があって来院します。

僕は臨床の時に相手の期待することは何かを考えて関わるようにしています。

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例えば、マッサージしてもらいたいと思って来院された人にゴリゴリに運動をしても上手く関係性を築くのは難しいと思うし、運動を知りたい方にゴリゴリの徒手療法をやっても満足感は得られないかもしれません。

僕なりの価値観としては「リハビリで患者さん自身が自分の生活を見直したり、身体の使い方のクセを見直して欲しい」と思っています。しかし、いきなり自分の価値観を押し付けると相手の期待値と違うかもしれません。

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なので相手の期待値をまずは考え、その中で僕なりの価値観を伝えるように心がけています。

②PTは運動療法、生活指導が患者さんに伝える(処方)できる

医者が薬や湿布を処方できるようにPTは運動療法や生活指導を伝える(処方できる)のが強みだと思います。

慢性痛の原因は突き詰めていくと日ごろの生活習慣の積み重なりだと思います。ずっと同じ個所に負担が集中し痛みが生じ、さらに謝った運動習慣が学習されていく、、といった悪循環が生じます。

誤った運動習慣、偏った生活習慣

運動を行うこと(自主トレ)を伝えることで痛みが生じている関節への負担を分散させることができるし、自分の身体について考えるきっかけになると思います。

医師からの薬や湿布で症状が良くなる方もいれば運動をやって良くなる方もいるし、生活習慣を変えることで痛みが軽減する方もいると思います。

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PTが関われる部分は運動療法、生活指導(リスク管理も含めて)だと思います。なので僕は患者さんには家でやる運動と、生活で気を付ける点をセットで伝えるようにしています。

③給料は病院からではなく患者さんからもらっている

以前、僕は総合病院で働いていましたが、給料をもらう時に病院からもらっている意識でした。そして現在、僕は整形外科クリニックで働いているのですが、リハ室の出入り口でお会計をしています。

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その時にふと思ったのですが、、、「この患者さんが今支払ったお金が回りまわって自分の給料に振り込まれるのだな」と、、

リハビリは医療保険3割の方で一回千円ちょっとします。

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この人は数千円払って何をもとめているのか?自分のリハビリに数千円の価値があるのか?また毎回同じ価値を届けているのか意識をしてリハビリをするようにしています。

まとめ

最後に今回の内容をまとめると
・患者の期待値を考えてリハビリを行っていく(自分の価値観をいきなりおしつけない)
・PTの強みは運動指導と生活指導が行えること(自分の役割を考える)
・リハビリは無料でない(お金をもらっているという意識を持つ)

ちょうど3年目は僕が今の職場に転職した時です。1年目、2年目の時はリハビリのことだけ勉強していくと良いと思ったけどこういった点を考えることも大事なのかなと思います。

みなさんの臨床の参考になれば幸いです。最後まで読んで頂きありがとうございました。



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