《その時必要な花は、必ず手元にやって来て、レイを首に掛けた時、その意味が分かる》
◁◁◁よっしーレポート▷▷▷
〈その時必要な花は、必ず手元にやって来て、レイを首に掛けた時、その意味が分かる〉
ミカさんのレイのレッスンや話を聞いていると、人智を超えた循環の中で人は生かされているという感覚が私の中にやって来て、大切なことを思い出させてくれます。
それをハワイのフラやレイから学び感じ取ったミカさんは、今そのALOHAの循環を体現されているんだなと感じました。
3ビズで出会ったミカさんこと(小澤美佳さん)。
〈Lei’Ohana –レイおはな– 〉という屋号で、ハワイのフラやレイの文化を通して、ALOHAの精神・愛と感謝の循環を教え伝えています。
ALOHAの精神とは、何なのか。
奥が深すぎて上手く表現できるか分からないのですが、私たち人間は、目に見えるもの見えないものが創り出す大きな循環の中で生かされ、その調和は地球の自然を通して感じることができる。
古来、人はその循環に感謝と敬意を持っていて、それを自分の肉体と自然を使って表現し、また大切な人にもその一部を渡してきた。
その精神が、ハワイではALOHAという言葉で表現されてきたのだと思います。
ミカさんのことを書きたいなと最初に思ったのは、会話の中でたまたま聞いたフラやレイの根底に流れる哲学に触れた時でした。
ハワイのことだけれど、どこか懐かしい日本にも似ている価値観。
とても気になって、越谷のカフェ803で開催されているレイのレッスンに足を運びました。
〈花にも個性があり、その花が一番美しく見える場所がある〉
この日のレイは、ラフィア椰子の繊維で生花を巻いて作る”ヴィリ”と呼ばれる技法を使って編んでいきました。
ミカさんのレッスンでよく聞く言葉が「花の声を聞きながら作って下さい」です。
同じ花でもよく見ると一輪一輪個性があって、その花が必ず美しく映えて見える場所があるそうです。
だから、花をよく見て、喜んでいるか確認しながら編むことが大切。
生花を一輪一輪丁寧に編んでいくその作業は、レイを作りながらまるで瞑想しているかのようにとても集中する時間で、花と対話をしているかのようでした。
また、レイを編むという行為は、人間の中に眠る〈相手を想う〉ということと〈自然に敬意を払う〉ということを表現する、とても原始的な行為ですね、とミカさんと話していました。
「参加者の皆さんやレイを贈った方から送られて来る、笑顔の写真を夜な夜な見てはにやけている(笑)」
嬉しそうにそう話してくれたミカさん。
長寿のお祝いにレイを贈る方も多く、贈る人の想いやその植物が持つエネルギーが、生きる力を蘇らせることもあるそうです。
ミカさんがフラやレイと出会ったのは、十数年前。
お子さんがまだ小さい時に、見知らぬ街へ引っ越して孤独を感じていた時でした。
たまたま参加したフラの体験レッスンで仲間と体を動かすことの楽しさを感じながら、少しづつALOHAの精神に魅了されていきました。
その後も色んな局面で、ALOHAはミカさんを支え助けてれたと言います。
〈グレーだった世界が、フラの音楽や衣装・レイの花々の様に色鮮やかな世界に変化していく可能性を秘めている〉
ウツを経験したことのあるミカさん。
その時グレーだった世界がALOHAの精神に救われて、フラやレイに触れていくたびに、色鮮やかな世界に呼び戻されていった実体験が、この活動を続けている原動力になっているそうです。
「この世界はALOHAに満ちて美しい、と伝えたいんです」
ミカさんが真っ直ぐに語って下さいました。
「まちを歩いていると、レイを編むことになる花が現れるんだよねー。」と話してくれたミカさん。
そのALOHAへの想いを知っているかのように、ミカさんのところに集まる植物たち。
それは、これから生み出される循環の始まり。
ハワイの自然のように力強さと繊細さを兼ね備えたミカさん。
今後もそのALOHAの精神は、ミカさんによって大きな循環を生み出していくのだろうなと感じました。
ミカさん、素敵なお話を本当にありがとうございました!!
https://instagram.com/lei_ohana_mika?igshid=YmMyMTA2M2Y=
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