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産まれてくる赤ちゃんへの詩集は、キミに決めた!

なにか新しいことを挑戦しようとすると、スルッとうまくいくこともあれば、試行錯誤でなかなか思うようにいかないこともある。

▼ こちらの記事のなかで、「今年やりたい10のこと」を書かせていただいた。

1 産まれてくる子に詩集を作る
3年前、息子の妊娠中に絵本を製作しました。
息子のためのオリジナル絵本です。
二人目の子には「詩集を作る!」と決めていました。
産まれるまでの想いや、伝えたいことを詩に込めて。

妊娠7ヶ月を過ぎ、産まれるまでの日数も残り少なくなってきた。

「よし!取りかかるか!」

しかし、詩集ってどうやって作ればいいのかもわからない。とりあえず、100均へと向かった。

1 100均で悩む

手作りの詩集の候補として考えたのは、

・リングノート
・写真用のファイル+無地の紙
・ファイルに綴じていく

息子を連れての買い物だったので、あまり長居できない。
文房具用品をうろうろするが、詩集として使えそうなものが見当たらない。

しばらく右往左往しては、頭を抱え、どうしたものかと悩んでいたところ。
ファイルのコーナーで立ち止まる。

「これはいけそうかも…」

そして、購入したのがこちら。

色がかわいい!
リフィルと色が揃っていていい感じでは?


しかし、帰ってみてファイリングしてみたら、残念なことが。

いいやん!
え!!
あれれ???


ガーン。。。

ファイルを閉じたら、用紙がはみ出てしまうではないか。

これでいいのか?

う〜む。

別に使えないこともないけれど、、、

2 文房具店で悩む

もやもやを抱えたまま、詩集づくりを進めることはできなかった。
産まれてくる子に対しても、申し訳ない。

再度、出直すことに。
今度は、息子を夫に預けてじっくりと。

100均一に行く途中に、文房具店があった。

文房具店でも一応見てみるか。

すると、よさそうなファイリング用紙を見つける。これなら、ファイルにおさまりそう。

すぐに、お会計へと向かう。

・・・と、あるコーナーで立ち止まってしまう。

「MD PAPER」

ガラスペンや万年筆などを、少々使っていることもあって、気になっていたメーカーだった。

引き寄せられるように、ペラペラとノートをめくってみる。

「いいなぁ」

シンプルで、飾り気もなくて、大きさも詩集にちょうどよさそうだ。

しかし、ひとつだけ、難点が。
間違えてしまったらやり直しが効かないという点。

「ファイルに綴じる」形式のものであれば、間違えてもやり直しが効く。
間違えたものを捨てて、もう一度、新たな用紙で書き直せばいいだけだからだ。

けれど、手に取ったものは「ノート」である。
間違えたときに、後悔しそうだなぁ。

やっぱりやめよう…

そうして、ファイリング用紙の方を購入して、夫と合流したのだった。

3 ときめきにしたがう

心はもやもやしたままだった。

やっぱり「MDノート」気になるなぁ。

心はずっと、あのノートに惹かれていた。

正直、今手元にある用紙を使ったとしても、心がワクワクしないことを感じていた。あのノートに書く、そう考えると心が踊るものがあった。

「ごめん!もう一回、文房具屋さんに行ってくるわ」

夫に断りを入れ、即行でノートを購入。

シンプル!!

うれしい!

手元にあるだけで、ワクワクする!!

ご機嫌で夫の元に戻ると、
「使わなくなった用紙、返品してこよか?」
とひとこと。

そうか、返品という手があったのか。

無駄にいろいろ買ってしまったことに対して、少なからず罪悪感のような気持ちはあった。だから、新たに購入するときも、ちょっと迷っていたのだった。

店員さんには手間をとらせてしまうけれど、使わないのにもったいないし、返品できるのはありがたい。

ということで、無事に返品手続きをすることができた。
(夫が颯爽と行ってくれた。感謝!)

4 万年筆の洗浄

詩集にするものは購入!
すぐにでも書き始めたいところではあったが…

詩は万年筆で書いていこうと決めた。

今回は黒のインク。
しかし、万年筆に入っているのは濃紺のインク。

洗浄せねば…

そして、息子の寝かしつけが終わってから、夜の闇の中、ひとり、万年筆の洗浄に取りかかるというシュールな光景。

なんか、無になれるかも。

5 遠回りすることを楽しみたい

失敗したり、悩んだり、手間がかかったり。

手軽さや、スマートさがもてはらされる時代に、何をこんなに時間をかけているのだと思われるかもしれない。産まれてくる子に詩集を作ること自体、する必要のないことだと思われても仕方ない。

けれど、わたしは、手間も時間もかけたいのだ。

遠回りすることを楽しみたいのだ。

きみのバラが、
きみにとってかけがえのないものになったのは、
きみがバラのために費やした時間のためなんだ

サンテグジュペリ「星の王子さま」より

形だけでは見えないもの。
結果だけでは計り知れないもの。

かけた時間や手間は、目に見えないもの。
けれど、そこに大切なものが詰まっているとわたしは思う。

だから、悩んだり迷ったりする、この試行錯誤の日々も愛しい日々なんだと、人生最期の日に思ったりするのかな。(どうだか?)

ようやく、詩集を書く準備ができた!

長かった。

今日から書き始めていきます。

Instagramで投稿予定なので、もしよければのぞきにきてください♩

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