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不登校の子どもにどんな言葉をかけますか?

「不登校の子にどんな言葉をかけるか」

私だったら、どんな言葉をかけるだろう…
考えてみました。

小学校教員の頃に、不登校になった子が3人いました。療育教室では、小学生から高校生まで、5人担当させてもらいました。

その子によって状況、原因はさまざまでした。


身も蓋もないことを言ってしまいますが、
「どんな言葉をかけるか」に答えは出ません。


それ以上に、

「どんな言葉をかけないか」

が大事かもしれません。

「学校に行かないとダメ!」
と強要する言葉。

「また今日も休むの…」
と落胆する言葉。


そういった言葉によって、子どもの心をさらに傷つけてしまうおそれがあります。


そして、言葉以上に大事だと思うこと。

その子を理解しようとする姿勢。


ストレス・不安を抱く原因が何なのか、
を知ろうとすること。

いろんな立場の人から意見をもらうと、解決の糸口を見つけられるかもしれません。

私も教員時代に、スクールカウンセラーの方と相談させていただき、子どもを理解することに繋がった経験があります。


誰も悪くない、
見つめ直す機会に変えていく。

不登校になった理由が、

学校や先生のせい…
親の教育のせい…
子どもの性格のせい…

そんなふうに誰かのせいにしてしまうと、
本人も周りも苦しくなってしまいます。

誰も悪くない。
子どもと環境が合わなかっただけ。

それを今回の学びにして、不安要素を少しずつ取り除いていけばいい。

だから、自分を責める必要もない。
誰かを責めて攻撃することもない。

子どものこと。
これからの人生のこと。

見つめ直す機会だと捉えることで、気持ちが少し楽になるように思います。


「その子の幸せは何なのか」
という視点を。

教員時代は、どうしても仕事柄、
「学校に行かせないといけない」
と躍起になっていたこともあります。

けれど、今になって思います。

「学校に行かせること」が最終目的じゃないなぁと。

最終目的は「その子が幸せであること」

子どもに合った環境が整い、学校が楽しい場になれるのであれば、幸せなこと。

けれど、どうしたって、ありのままの自分が否定される環境なのだとしたら、学校に行く必要ってあるのかな?

学校以外にも、幸せになれる環境や出会える人は見つけられるかもしれません。


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レオンさんの企画
「不登校の子どもにどんな言葉をかけるか」
に参加させていただきました。


不登校の子自身もしんどいだろうけど、周りも相当な苦しみを感じていると思います。

親や兄弟、学校の先生。
まずは苦しみを手放すことができる考え方を。
「こうしなければ」という概念からの解放を。

そんなふうに願っています。

レオンさん。
参加させていただきありがとうございます。
私も他の方の投稿を読ませていただき、学ばせていただけたらと思っています。

サポートとそのお気持ちは、創作や家族の居場所づくりのために還元できたらと思ってます。