- 運営しているクリエイター
#読書感想文
【読書、こんなのは初めてだ!】短編集「雪沼とその周辺」の「スタンス・ドット」
川端康成文学賞’03をとった「スタンス・ドット」を読んだ。
トンネルを出たら、そこは雪国だった、で有名な川端の小説は、雪のような美しさが特徴だとかねがね思っていた。堀江敏幸の「スタンス・ドット」にも同様の美しさがあったが、ラストに向かうにつれ、しずかな興奮が立ち上がり続け、背中がぞわぞわする感じがした。
ラストはどうなったのか書いていない。主人公の老齢の紳士が幻のような時間に包まれることだけが
乱読感想文「アレクサンダー・テクニークの学び方~体の地図作り」バーバラ・コナブル、ウィリアム・コナブル
アレクサンダー・テクニークとは、演劇や演奏者の姿勢に1900年代に取り入れられた、自然に動くテクニック、のようなものだそうです。
心身が解放されて、より豊かに過ごせるというようなもので、
人体の本来的な動きを突き詰めたテクニックって感じです。
絵がいっぱいある本もあるのですが、演奏中のバイオリニストやバレエダンサーのような、ちょっと不自然な姿勢が載っているので、コナブルさんの教科書的な本書を
【読書】「仮病の見抜きかた」國松淳和
今日から読書の備忘録を書こうと思います。相互フォローのバーバさんの影響があるかもしれません!
本書は、総合内科医に、いろんな科から「仮病未満」の患者が紹介されて、主人公がそれを謎解きする小説仕立ての専門書です(笑)金原出版という医学専門書の出版社から出てる、小説(!)です!
題名の仮病を見抜いてしかりつける、というありそうな本ではなく、仮病とみなされそうな病気を丹念に診断していく、総合内科の教