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人の縁を組織の縁に昇華させるために気にすべきポイント


ビジネスにおいて、何か事を起こす時、周りを引きつけ、惚れさせる迫力はトップやリーダーならばレベルの差はあれど、持ち合わせているものです。成就して、事が動き出した時、任せる、または、仕組みに落とし込んでいく局面があります。つまり、リーダーから手が離れていく瞬間です。

何でも自分でやり続けることは不可能だし、任せることも必要です。しかし、これがなかなか簡単ではないという課題を抱えているリーダーはたくさんいると思います。川上から川下に行けば行くほど、伝言ゲームのように熱量、志、大義はもちろんのこと、本質さえも薄れていくことがあります。つまり、単なる任務、タスクになり、相手からすると徐々に??という変化を感じるタイミングです。

成就したら、仕組みにのせて、任せて、はい、完了なんて仕事は甘くないことは誰もがわかっているはず。しかし、トップ、リーダーの本気度、意図している状況がシステマティックに保たれることなんて、ほぼないという前提で構えておく必要があると思います。

自分よりもできない(能力の問題ではなく、熱意、志の差異)ことはわかっているはずですが、その見積もりが甘い…そんな話を聞いて、激しく同意しましたことが最近ありました。

わかっちゃいるけど、任せるしかない(忙しくて無理、または、次に向かわねばならない)、ということもわかりますが、今一度、この前提に立ち返り、簡単に任せる、あるいは、自分で抱えすぎるではなく、本質が薄れない関わり、フォローの重要性を考えてみても良いかもしれません。

商品が素晴らしいことは当然のこととして、熱意、志で相手の共感を呼んで、差別化競争に勝利した受注。どこに発注するかではなく、誰に発注するかの誰がで得たビジネス機会。任せることと自身でやり切ることの是非。人の縁を組織の縁に昇華させるこの難易度、課題認識を組織で共有することが大切だと感じる今日この頃てす。


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